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日の出と日の入りbyハウシュカシューレMar.2024

日の出と日没

まだ太陽を描き入れてないスミレ色の日没‥

とある日、あまり気にせずに日没後の空を眺めると、それとおんなじ色調が広々と広がっていたことに、驚きました。

ダイナミックな変化には、目が行くものの、スミレ色の、ある意味『無』のような、引きゆく色を気に留めたこともありませんでした。

描くことで、その瞬間を捉えられたことが、なんだか世紀の新発見のようで(笑)妙に嬉しく、驚きました。

日の出
この1000倍やさしく眩しい‥
日の入
また明日ねと大きく手を振る太陽‥

太陽を描き入れた後も、絵は刻々と変わっていくものですね。

はじめ、日の出はバーミリオンがピタッときていたのですが、春分が近づくにつれ、もっと眩しさを写し込みたくなり、レモンイエローを重ねるものの、そう、変化は起こらず(笑)

そんなこんな、すぐに変化するものでない層技法の面白さや、ピタッとくる色と、やってみた上でなんか違うなと感じる色など、前回の模写も含め、感じています。

外を見上げれば、力強い太陽が昇り、内に意識を向ければ、温かな太陽の鼓動がトクントクンと脈打つ。
あたりまえに行われる、呼吸。
それを、色彩から意識することの、意義深さ。
捉えられた感は全くありませんが(笑)
チャレンジした感はものすごくあります。

春分の日の夕方、外に出ると荒れた暗い空模様の中に、虹がすくっと立ち上がっている。いつだか描いた、全ての色を混色した中に佇む色相環そのものがそこにあり、釘付けになった。

 畏れも感じつつ、釘付けに。
 虹は人間そのものと言うが、ある意味、この世界での人間を現しているような、
本質を見た気がした春分の日

ありがとうございました。

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