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『黃・青・赤』色彩の個性byハウシュカシューレDec.2023

『黃・青・赤』層技法

久しぶりの層技法、陽だまりと筆の音と、微かな重なりの色彩とで、無心になりました。

今回は層技法で色の個性を体験していく。
ひと乾きして、さて次にどの色をのせようか?

1日目
夜は暖炉の側に置いて、
火の力で乾かしつつ進める。
 昼間目にする印象と、夜に向き合う印象とが、
ガラリと変わる。

一筆ごとに、僅かながらも、何かがものすごく変化していくのを、毎回見ていたような気がします。

タッチも様々に変えてみる。
ヴェール・層という小さな変化も、重なると
違う扉が次々と開く不思議

透明感もなにもかもを通り越し、どこまでどう色が重なるのか、わたしは何を繰り返しているのか、瞬間的に感じるものを頼りに進めました。

この季節の闇と温もりをひとり感じながら

後でワーグナーさんのテキストを読むと『‥重い感じの色が作り出されると、光や軽さへの欲求が高まります‥』
あぁ、そういうところを行き来していたのかもしれないとも思いました。

『‥現れる疑問について考察しながら、感覚的な判断を少しづつ偏見や好みから解き放つためには、さまざまな練習を続けていく必要があります‥』ともあり、わからぬままに突き進んでみたけど、自分の声ではなく、色彩の声に耳を澄ませているところから聴こえてくる、見えてくる、色彩の個性の面白さを、ほんの少し垣間見たきがしています。


ありがとうございました。

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