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芸術療法 byハウシュカシューレ Sep.2023 ターナー『コブレンツのモーゼル橋』模写

水に浸した、芸術療法のための特別な紙
色彩を置いては、拡散していく
その響き合いが絶妙な、ドイツの紙
ここに、ターナーの水彩の模写‥
ものすごく難しく感じたのも束の間‥
いつの間にか入り込んでいる世界‥

ターナーがこの河辺から感じたものって何なんだろう?
光を描くには難しすぎたので(笑)
そんなことを考えながら筆を進めていきました。

これは風景画じゃない。
風景に、降り注ぐ何かを描いたんだって、滲んでいく色彩を見ながら、はっきりと感じました。

あー、橋のたもとから、河のほとりから、この場所に降り注ぐ何かを全身で体感したいなと、強く思いました。

もはや、半分感覚の当てずっぽうで、色を乗せていきました。うまく溶け込んだときは、おぉ〜!となり、なんか、馴染まないときは、あれ?と。

刻々と変化していく色彩
留めようとも、流れていく
そのうちに、そんな意識も消え
この絵の核心に、入り込んでいく

細かなところを描くより、コブレンツのモーゼル橋を吹き抜ける風、乾いた空気、人々の行き交う感じとか、漁師さん何捕れたかな、、、、と空想の中で描き出したとき、楽しいという気持ちがむくむくと湧いてきた。

夜になり、その原画copyを見てみると、昼に認識した印象とは全然違くて(笑)
わたしは一体どこにいたのだろう、、、?
原画白黒copyしてみると、思いの外トーンは暗くて。
これはもう一度向き合うべし、、、。
何度やっても、毎回違う面白さに、様々な今を受け取ります。

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