芸術史より学ぶ レオナルドダビンチ素描模写 Jul.2023
ひとつ、またひとつと、線を引く毎に、深まり、見えてくる世界がどんどん深まり、想像以上にのめり込んでしまいました。
肌の柔らかさ‥
深めて行くほどに隠れていたかのように、見えてくる表情(動き)‥
線一本で変わっていく繊細さ‥
まるで中世に存在したこの女性の肌を撫でながら描いている気分になり‥
ダ・ヴィンチはこの女性の何を描こうとしたんだろう‥?
僅かな微笑み、僅かな憂い、巻き毛を愛してやまなかったダ・ヴィンチの手の動きって‥?
素描だけに、ダ・ヴィンチのエネルギーにちょっとでも触れたいという欲求さえ湧いてきてしまいました。
どれもこれもが、描くしかない中で、湧き上がってきて、その頃には、もう夢中で。
カモメの時のような、細かなタッチを心がけたので、これ以上やると、毛むくじゃらになりそうなので、時間内で鉛筆を置きました。
絵を描くって、観る側と、描く側とで、こんなにも違うことに、超久々に描き、改めて衝撃を受けたのと、模倣することで、エーテル体がその人に浸透してくる‥ということに、なるほど!と。
他にも鉛筆画をやってみようと思いました。
レリーフのときのように、自分に似るのかな?なんて予想していたのですが、前日に会っていたペルー人の友人に似てしまっていたことが、とても面白かったりしました(笑)
静けさに包まれ、集中したひととき。
並行してやっていた層技法と共に、一筆、一線が重なり、ある定点を超えたときに深まるモチーフとの対話が、なにより面白い。
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