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タンポポの思い出とぬらし絵 Aug.2023

真夏でも
ひょっこりと潜むように
ロゼッタ状の葉っぱを広げるタンポポ
大地踏み台にするかのように
押し上げるように広がる力強い葉が
たまらなく好きだ。
特に冬、それを強く足元に感じる。

今は夏の盛り、、、
タンポポの思い出と共に、ぬらし絵を。

うちから三軒先にある原っぱ
絵に書いたような原っぱ
馬を飼いたくなる
しとしと降る雨の波紋のよう!
きいろの雫がぽとりと落ちて
ひらり、ひらりと、
刻々と脈打つ命の波紋
この日はたんぽぽ蜜を作ろうと
こどものお手々のお手伝い。
あっという間に
まんまるきいろのブーケ!
太陽とお月さまを足したようなエネルギーだ
ひとつひとつ、萼から花びらを外していく
花びらと綿毛の極上の布団
虫になって入り込みたい!
乾燥が進むと、綿毛優勢に。
ひとつひとつの種の素がね、美しすぎるフォルム
春らしい
小さなメラメラ
太陽を時計にしたら‥‥
宇宙に時計のようなものがあるとしたら
きっとこんなだろう。
檸檬とチェンマイの蜂蜜とで
コトコト‥‥
焼き立てのスコーンと共に

春のエネルギーのたんぽぽと、
夏にひっそりと咲くたんぽぽと。
人間も誕生月で、纏うものが変わるように、
植物も違う気がする。

虹色が遊びにくる昼下がり
真夏のたんぽぽ




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