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『色を反対にする‥』色彩の個性byハウシュカシューレJan.2024

『色を反対にする練習』 
反対ってなんだなんだ?と取り組みました。
やってみると、言葉にできにくく、目で見える表層しか届いてこなかったので、えみさんのお話の中にあった、子ども心でやってみようと思い、後日、もういちど遊んでみました。

ただ単に力を抜いて、先入観なくやってみると、色を重ねる前に、色を近くに置くだけで、既に色が語り始めることに気付きました。ひと筆ひと筆、確かに進めることで、様々な感覚をそこに受け取っていることに驚きました。

最後に、ワーグナーさんの言葉に戻ると、『色を反対にする練習』において、私たちは『魂的な呼吸の練習』と関わり合います‥とあり、、、、やっと腑に落ちました。

『‥‥その色が正しい場所を占めるように、他の色を調整しようとするとき、こどもは色彩の世界に深くはいりこむことになります‥‥』R.Steiner
えみさんがよくお話したくださる、子どもたちと、ぬらし絵のお話。こういう内的な積み重ねにより育まれるものの確かさと尊さを、身体で再確認するというか。。。

雪の白の中に、透き通るような青を見出すお話、誰の中にもある体験からの色彩の積み重ねもまた、面白く感じました。
幼少の頃、泥水のなかに、色ともならぬ、ドロドロの茶色から、さらっとした茶色、上澄みのような茶色、、、色んな色を感じていたことを思い出しました(笑)
流れる川の水だって、お天気によってまた毎日違うことも。見ていないようで、見ていた。
人間の感覚ってすごいなとも思いました。

赤&緑
・まるでどちらもお布団!を被っているかのよう
・明快に共存する感じ
・生まれた色彩の透明感の違いに驚く

黄&きみどり
・まるで羽衣!の重なり
・浸透し合う、響き合う感じ
・近しい方がより、明確に個性の違いを感じるのはなぜ?

赤&緑
・緑は重く、赤は充血のように充ちる
・互いを消すことなく、重なることのみにおいてまじり合う

黄&きみどり
・質は違えど、放射しあい、まじり合うことで独立していく。

世界の人々の感覚の違いもまた、たくさんの豊かさを生むのかもしれませんね。
タイに降り注ぐ光の圧倒的な眩しさがもたらす暮らしという時間があったからこそ、それぞれの緯度経度の中で、地球に乗っかり、暮らしと共に体感するささいな体験の中で、人はつくられていく。
色を反対にする練習から、ここに辿り着く不思議。『魂的な呼吸の練習』
何においても、そこを観れることは、大事なことだと改めて思いました。

ありがとうございました。

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