ミュージシャンが全盛期で亡くなると伝説と呼ばれるあのノリ
今回はいつもとは少し趣旨のズレた記事になるが、ミュージシャンが全盛期に死んだりバンド解散したらメディアをはじめとしてパンピーの間で異常な盛り上がりを見せるあの現象、どうにかなんねーのか?
27歳で死んだ海外ミュージシャン達は『27クラブ』なんて総称されていたりするが、日本で言えばx japanのhide、山田かまち、尾崎豊、死んではいないが全盛期で解散を発表したビジュアルバンドのBOOWYがそれに当て嵌まる。
死んで神格化されるとか意味分かんねー。
死んだヤツに名誉もクソもねーだろ。
人権すらねーんだから(笑)
まぁ27歳で死ぬって時点で、27クラブのその多くは薬物中毒や自殺が死因の殆どを占めているわけだが、自ら人権を放棄するような人間のどこが偉い?
そんなヤツはミュージシャンの風上にも置けない。
単なるヒトモドキだ。
評価に値しない。
カートコバーンだって今も生きてたらきっと今以上に高い評価を受けていたに違いない。
それこそ第二のビートルズってな。
...あ、違うか。
第二のビートルズと言えばOasisに決まってるか。
Oasisと言えば、欧米がニルヴァーナの話題で持ちきりだった1994年当時、カートの訃報について尋ねられたリアムギャラガーが
「子供を残して自殺するような親はクソだ」
と一蹴したのが強く印象に残っている。
兄であるノエルギャラガーが名曲『Live Forever』を生み出したように、ギャラガー兄弟は労働者階級出身で劣悪な家庭環境で育ってきたにも関わらず、秀でた音楽の才能とロック界きってのポジティブ精神を兼ね備えている。
ノエルギャラガーはメジャーデビュー後のインタビューにて
「毎朝目が覚めるなら、それだけで最高なんだ。貧乏だった時もだ」
と、そのように受け答えした。
ギャラガー兄弟はしばしば破天荒なロックンロールライフで世間を騒がせながらも、我々に生きる尊さを説いてくれた。
時には歌で。
時にはインタビューで。
時にはタンバリンで...(笑)
これこそが真に偉大で名誉あるアーティストの姿と言えるのではあるまいか!
よってOasisこそが第二のビートルズに相応しい。
何より、昔のリアムギャラガーの容貌はジョンレノンそっくりだったしな。
余談だがOasisの『supersonic』の出だしの歌詞は和訳すると『俺は俺らしくなければならない』って意味なんだけど、初見のヤツは矛盾してると思うだろ?
いや、アンタがっつりジョンレノン意識してるやんけ!ってさ。
違うんだよ。
ああやってジョンレノンの真似をしたリアムギャラガーが自分への戒めとして歌うっていうのが、最高にシブいのさ。
何が言いたいかっていうと、人の死を美化するなって話だ。
俺は27クラブの面々を非難しているつもりはない。
彼らは死ぬほど真剣だったんだろうから...。
だからこそ、彼らの死を利用して今を生きるミュージシャンたちを蔑むような真似はやめてくれ。
死んだヤツとそうでないヤツを同格として語るのはフェアじゃない。
生きててなんぼだ。
死んだら曲すら創れないだろ。
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