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「愛と性と幻」をカタカムナと日常から セカンドヴァージンの快楽

帰り道、カラダはじんわり暖かい。
そして、カタカムナで知った体に流れるエネルギーは、手のひらで感じてはいたけれどカラダ全体がビリビリしている。

もうアマウツシを教えてくれた男性とは、何回カラダを絡ませたのだろう。

濡れるのだろうか!とオーガニックオイルを検索。加齢臭、口臭、たるみ、体を見渡せばキリがない老化への対応。ひとり老後のための情報はアンダーヘアの処理という選択肢もあった。

慣れた家族への露出、イイ加減さ、だらしなさが新たな出会いに金銭面で追いつかないなとも感じていた。

が、セカンドヴァージンの卒業は、そんなハードルをあっさり越えた。そして想像以上の快楽でしかなかった。更なる快楽の追求に次への再会を重ねた。

カラダに残るビリビリ感を、アマウツシの男性は休日の満席のカフェにて再現してくれた。男性の指先からのエネルギーが、私の広げた手のひらに伝わる。それはビリビリし、手のひらを超え肘まで伝わる。

男性は「このビリビリ感があなたの子宮に送られた」という。

でも私が感じるエネルギーは、手のひらで感じるビリビリ感ではなかった。ビリビリなんかしない。他では味わったことのない柔らかく、あたたかなぬくもり。手とは思えない。私の手のようで、私の手以上の優しさ。私がどんなに優しくタッチしてもそのぬくもりにはたどり着けない。

男性の指であり、指が溶けているような感覚。水彩絵の具が水に溶けていくかのようにそこには境界線がない。ただ温もりが手の感触を感じさせる。

そのぬくもりは、今もこうしてパソコンに向かうカラダに残っている。

手のひらで感じたビリビリは、「すごい!」と終わるけれど、子宮に残るビリビリ感は背骨を通し、じんわり頭をぼーっとさせる。言葉で表現するなら「幸せ」なのかもしれない。

この感覚は時に思考を止めてしまう。アマウツシの男性からのメッセージにボーッとしてすぐに答えは出せない。目を瞑りぼーっとしたのを味わううちに幾度となく眠ってしまった。

深夜なのか朝なのかわからない時間に目覚め、お風呂に入った。

体内に残る精子を感じたあの頃の喜びとは、全くの別世界の快楽。これがセカンドヴァージンの快楽なのだろうか。

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