形原痛子
はじめまして。高校時代の成績は下から三番目、三度あるはずのモテ期は60,70,80歳で来ると思っている、関ジャニ∞の丸山君が生きがいのしがないセクキャバ嬢・形原です。 私形原は、1995年生まれの25歳(に、しがみつく26歳)、中肉中背がチャームポイントの、ごく一般的な女子です。去年の10月ごろから始めて、そろそろ1年が経とうとしています。過去に経験したナイトワークはセクキャバのほかにピンサロ、キャバクラ、スナックがありますが、一番しんどかったのも、一番楽しかったのも、セ
釣り広告というものをご存知だろうか。電車やバスの天井からかかっているあれではない。ナイトワークの求人広告はほとんどと言っていいほど釣り広告が目立つ。なるべく時給を高く書きなるべくサービスをソフトに書くことで、キャスト候補を釣っているのだ。 長いことナイトワークをしていると、求人広告は嘘ばかりだという前提で見るため、提示された時給に対してそこまでショックを受けることは無い。それに、スカウトを通して探す場合はある程度のわがままをスカウトが代弁してくれたり、慣れてくると自分のス
本当につい最近、一人のお客様との連絡を一方的に終えることにした。ナイトワークをはじめてから様々な痛客を目にしてきたが、こいつはほかの痛客とは一味も二味も違う。この話は、たった二か月半の短いようで長い壮絶なガチ恋痛客との戦争を綴った涙の備忘録です。 全てが強烈！ 謎の自信に満ち溢れた男・Ｔ 根拠のない自信ほど信用できないものはない。ノー勉のまま挑むテストの前の「なんかいけそうな気がする」みたいなアレは、自他ともに信用ならない一番ダメな自信だ。それと大差ない漠然とした自信を抱
スーパーに並ぶハウスみかんを見て、十八歳でピンサロからセクキャバに転職をしたときに出会った、Ａちゃんのことをふと思い出した。Ａちゃんは、私より2歳年上のお姉ちゃんのような人だった。自分が最年少だったこともあって、周りのお姉さま方は私のことをよくかわいがってくれたけど、Ａちゃんは唯一友人のように接してくれる女の子だった。もう今は一切連絡を取っていない。思い出したら、少し良くない記憶も一緒に舞い戻ってきた。それは、「水商売ってなんて憎たらしい商売なんだろう」という、お前が言うか
私には、はっきりとセクキャバで働く理由があるわけではなかった。確かに入店当初は実家を出るための引っ越し資金が必要だったし、生きているのでそれなりに金の要る用事はあるけれど、その程度であればスナックで働いていれば充分すぎるほど手に入った。だからこそ、働く理由をよく聞かれる。今回は私がセクキャバで働く理由について書いてみようと思う。 「どうして”こんなところ”にいるの？」論争 特に早割フリー（ノードリンク）で入るお金のないサラリーマンに、「どうして”こんなところ”で働いている
