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古典尺八界、あんな人こんな人☆其の四
地下水脈でつながるあんな会こんな会。
あんな人こんな人シリーズです♪
出逢った尺八界の人々のことを勝手に書いてます。
井の中の蛙である私は、古典本曲、虚無僧尺八の世界のほんの一部の範囲内で活動しておりますが…、
井の中の蛙と言えども、井戸の地下水が地中で繋がっているように、その流れは全国あちらこちらに繋がっているのであります。
昨年、神奈川県の西向寺奉賛会の献奏会に参加させていただいたのをきっかけに、汲芳会の高橋慈遊氏からご連絡頂き、今年の大正寺における古典尺八楽愛好会主催の献奏会に参加して頂くことになりました。
西向寺のことはこちら↓
汲芳会とは、明暗36世小林紫山の直弟子富森虚山門下の石井汲芳氏を師とする会。
石井氏は虚無僧研究会の役員で顧問もされている。
その会員の高橋慈遊氏は、90年代に行われた虚無僧研究会主催の大正寺での虚無僧追善供養尺八献奏会にその名を連ねておられるくらいの虚無僧尺八歴の長い方。
その後、
今度は高橋氏から「調布ふれあい尺八の会」にお誘い頂き、参加させて頂く事になった。主に、虚無僧研究会、国際尺八研修館の方々が集って、それぞれ順番に演奏を披露するという会。皆さんの素晴らしい演奏を聞きつつ、明暗導主会の森下月泉氏による曲の説明などもあり大変勉強になる会でした。
そして、その後、
今度はその森下月泉氏から呂竹会主催の「呂竹忌」の虚無僧追善供養献奏会のお誘いがあり参加させて頂く事に。
呂竹会とは、京都虚霊山明暗寺の明暗導主(師範)、高橋呂竹師の事績を顕彰し、普化明暗尺八の流儀を継承する事を目的に門人有志により生まれた会。
高橋呂竹とは、
本名 齋藤信次(さいとうしんじ)(1933~2015)山形県出身。
生業の医師の傍ら、普化明暗尺八(虚無僧尺八)を長年にわたり研鑽。明暗對山派を明暗三十七世看首、谷北無竹師の法系にて継承し、明暗寄竹派を最後の明暗教会、虚無僧勝浦正山師直伝の、山上月山師の流儀として伝承された。他に、仙台布袋軒の鈴慕・三谷を後藤桃水、山上月山師より継承。大正・昭和期の古典本曲演奏家で、宮川如山、高橋空山師の蒐集曲の一部を坂口鉄心師より受け継ぐ。
谷北無竹師は明暗37代目。私の大師匠、竹内史光師の師匠でもある。
ということで、先述した高橋慈遊氏に、呂竹会は私と同じ谷北無竹系ですよ、と教えてもらっていたので楽しみにしておりました。
当日は、呂竹会代表の古屋竹涯氏が、きさくに話かけてくださり、谷北無竹系であるということで話が盛り上がり、古屋氏は普段は人前であまり演奏されないそうですが、布袋軒鈴慕を急遽、呂竹忌ということで献笛してくださることにもなったりした。
地下水脈、繋がっております。
呂竹会はyoutubeチャンネルもあるそうです↓
追記♪
片羽の演奏もアップされています↓
六月には、全国組織の虚無僧研究会も久々に開催されるとのことです。楽しみです。
さて、これまでに一体いくつの会があったでしょう?
けっこう小さな会があちこちにあるんですよ、なんてどなたかが教えてくれましたが、井の中の蛙大海を知らずのワタクシも、最近井戸から少し顔を出しているのかなといった感じです。
「大海の一滴」ではありますが、「大海は塵を択ばず」ということで、今後とも宜しくおねがい致します🙏
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