『シャボン玉』を尺八で吹きませう♪
野口雨情作詞、中山晋平作曲でおなじみの、童謡『シャボン玉』。
およそ100年前に作られた歌です。
1922年(大正11年)、野口雨情が「シャボン玉」の詩を、仏教児童雑誌『金の塔』にて発表。
1923年(大正12年)に中山晋平の譜面集『童謡小曲』に、童謡として発表されたのだそう。
それにしても、野口雨情の、この素朴な詩に、ずっと心に残る中山晋平の作曲。
名曲だなぁと改めて感心する次第ですが、およそ100年前の歌。
100年前の明治時代にもシャボン玉ってあったのか?とふと疑問が。
シャボン玉といえば、子どもの頃、洗剤を水に溶かして、ストローの先を1cm角くらい八方にタコ足のように切って、一つ一つ作って飛ばしました。けっこう難しかった記憶です。
最近のシャボン玉事情といえば、公園などで子どもたちは何やらシャボン玉大量生産機のようなもので、空いっぱいにたくさん飛ばしているのを見かけます。
この歌に込めたように、一つ一つを丁寧に作っては屋根まで飛ばして一心に眺めているなんてことは、今はしていないのかも…。
ストローで作っていたなんて、やはり昭和ですな。
シャボン玉の歴史、実は古くて江戸時代からあったそうな。
日本玩具博物館
太田記念美術館のnoteより、
猫のしゃぼん玉売り
見出し画像の浮世絵は石川豊雅画。
石川豊雅は、1764年生まれ、1781年没。石川豊信の門人。代表作は「風流十二月」のシリーズなど。
やはり、昔から子どもたちはシャボン玉が好きなんですねぇ。
こちらは鈴木春信画。
梅の木の下でお母さん(お姉さん?)がシャボン玉を作っています。 喜ぶ子ども。
あら、いいですねぇ。
こちらの浮世絵も1700年代のもの。
シャボン玉の歴史、長い…。
知人の歌手が、歌を上手に歌うには、「シャボン玉を吹くように」と話していたのを思い出しました。
尺八にも通じますね。
尺八上達の為にも?たまには童心に帰ってシャボン玉吹いてみるのも良いかもしれませんよ♪
因みに私も石鹸&ストローでチャレンジしてみましたが、出来なかった…。
『シャボン玉』作曲の中山晋平のお墓は多磨霊園にあります。
実は、11月に多磨霊園『探墓行』を企画しており、ちょうど中山晋平氏の墓碑があるということで、急遽「シャボン玉」を尺八で献奏することに!
変な大人たちが来たもんだ…と中山晋平の幽霊さんに呆れられるでしょうか笑