尺八研究家☆神田可遊師による特別講習会!📚
古典尺八楽愛好会企画☆『大和楽』を学ぶ。
先日、尺八研究家の神田可遊師をお招きして、神如道『大和楽』の特別講習会を、開くことができました。
6月の予定にも書きましたが、私自身は、神如道系列の方々と『探墓行』や秩父巡礼をご一緒させていただくのに、皆さんと献奏する機会を幾度か頂き、『大和楽』の素晴らしさを実感いたしまして、是非、古典尺八楽愛好会の皆さんにもこの『大和楽』を知ってほしいとの思いからこの講習会を企画したわけであります。
正式には、
本曲 大和楽 (虚吹 未生)
神如道 生曲
作曲ではなく、「生曲」となっています。
作為的ではなく自然にできた曲とのことだそうです。
曲名は「禮は天地の序なり、樂は天地の和なり」という古教による。
一番の特徴は「虚吹」吹きという奏法。
古来各流派の奏法には四種あり、「虚吹」吹きの他には、「楔吹」「揺吹」「笹吹」。
もう一つの特徴は、楽譜に注釈が色々書いてあることです。
例えば「父」「母」とか、「夏」「夜」など。
古典本曲には歌詞も無いですし、曲の細かい意味などほぼ無いに等しいわけですから、この曲の細かな「注釈」がとても新鮮✨
その他いろいろありますが、ここに書くのはこれくらいに。やはり実際に対面で学ぶことをお勧めします。
神如道直弟子、佐藤貞観師が話されていた、神如道はどのように吹いていたのか、細かい指使い、そうなっている理由など、本当に詳しく手ほどきして頂きました。
私自身は、学ぶ回数が増えたことで、理解がさらに深まりました。
「学ぶ」って大事だな〜としみじみ感じます。
明暗流、錦風流とは全く違う奏法を学んだことによって、改めて、今までとは全く違う視点で古典本曲を見つめなおすことが出来ました。
さて、
神田師には3時間、みっちりと教えていただき、
その後、
居酒屋で懇親会を3時間🍶
楽しくてあっと言う間で、懇親会の写真を撮るのを忘れました汗
もうすでに、『大和楽』にハマっている古典尺八楽愛好会の方もいらっしゃいます。
これからは、探墓行、献奏会で、是非暗譜で吹きましょう!
こんな素晴らしい曲を生み出した神如道師に感謝🙏そして、小金井市まで講習に来てくださった神田可遊師に感謝です🙏
古典本曲普及の為に、日々尺八史探究と地道な虚無僧活動をしております。サポートしていただけたら嬉しいです🙇