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尺八献奏行脚☆秩父札所巡り🙏三十二番法性寺〜三十一番観音院

2020年から虚無僧行脚有志の皆さんに同行させて頂いている秩父巡礼、今回は三十一番観音院と三十二番法性寺をめぐりました。



ところで、

秩父札所三十四ヶ所観音霊場とは


秩父札所三十四ヶ所観音霊場は文暦元年(1234)甲午三月十八日開創と伝えられ、長享二年(1488)の秩父札所番付(長享番付 札所三十二番蔵)が実在することから、室町時代後期には秩父札所が定着していたと考えられます。
江戸時代に入ってからは、多くの江戸庶民の観音信仰巡礼の聖地として賑いをみせました。
今日もその当時の趣きを残しつつ、一番四萬部寺から三十四番水潜寺まで静寂な山村と美しい自然の風光を背景した一巡約100km程の巡礼道です。
この間、ある時は谷をわたり、山路をたどり、野づらを横切っての巡拝は秩父札所ならではのものでしょう。
西国三十三ヶ所、坂東三十三ヶ所とともに日本百番観音に数えられています。

秩父札所HPより


めっちゃ古い。

室町時代からあったとは…。



まずは秩父駅から。



良いお天気です。

こんな道のり。



三十二番法性寺

入口が只今工事中です。



境内にリンドウが綺麗に咲いておりました。

 

本堂

般若の面!



「大和楽」を献奏


すると、

お寺の子が、笛で参加(笑)

さすがお寺の子だね〜。

かわゆいね〜♡
この後ずっと一人で笛吹いてましたね。



さらに上の方へ。




ドドンと般若堂。



般若堂で「調・下り葉」を献奏。



お船観音さま。


岩の中にも祠や石仏。



そこかしこに石仏さまたち。


今回は時間の関係で奥の院は行かず。
改めてまた来たいですね。



そして、三十一番観音院へ。
(かなり歩いてバスを乗り継ぎます)



バスを降りて、こんな道のり。


ヤギちゃん♡




途中の大日堂で「調子」を献奏。


大日如来さま

スゴイ迫力。



途中の地蔵寺。

水子供養のために建立されたお寺だそうです。



「紫鈴法」を献奏。


みんなの分も頑張って生きましょう🙏




途中のトンネル。

車も通らないトンネル内では、勿論やっちゃう勝手にリサイタル。尺八の音がよく響くんですわ。




三十一番観音院、仁王門


日本一の石の仁王さまだそうです。


階段をずんずん登っていきます。


石仏さんたち。



どこにでも前掛け。



案内図。



観音院

「薩慈」を献奏。



聖浄の滝前で「瀧落」を献奏。 

雨が少ないせいか、水量超少なめ。



磨崖仏

弘法大師爪彫の像、十万八千佛。とのこと。

インドか中国の遺跡みたいで驚きました。



さらには、

1700万年前の地層!



観音院、凄過ぎる。



さて、

再びバスで秩父駅に戻りまして、温泉&打ち上げをして無事終了致しました。
今回も引率をしてくださった尺八研究家の神田可遊氏や同志の皆さまに感謝です🙏


丸一日、ただひたすら歩いて寺院巡り。
今回も心地よい疲労感と共に達成感で良き一日となりました。
それもこれも神さま仏さまを大事にしてきた先人たちのおかげでもありますね。そこに仏がいるから行くのですから。

とにかく、石を削って何かを作るとは並大抵ならぬ労力を要することは想像できますが、岩壁に十万八千体の仏を削るとか、超デカい仁王を彫るとか、信念の成せる業なのでしょうか。小さなお地蔵さんサイズの石でも、運ぶことさえ大変なのに。

何かを遺さなくとも、労力を無駄と思わず信念を貫き通したいものです。


過去からの「その労力無駄じゃないよパワー」頂きました笑(勝手に解釈)




十九番からはこちら♪↓




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