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各務ヶ原の低山🌸明王山と夕暮山
先日、岐阜の実家に行った折、たまたま地元の友人が休みだということで、初めて一緒に各務ヶ原市の山に行って来た。
各務ヶ原、もしくは各務原。「かがみっぱら」とも言う。
そんな地元の低山ハイク日記。
その友人は少し前から山登りを始めた。
全くそんな趣味の気配のない友人だったので、とても不思議な気持ちで、人生何があるか分からんな、とか思いながら一緒に登った。
各務ヶ原の周囲は山だらけなんだから、登るに限る。
友人の運転で登山口まで車で行く道のり、桜が満開だった。
「おお、満開やん🌸」
なんて感動していたら、
「どの花も同じように咲くのに世間はサクラサクラと何を騒いでいるのか」
というご意見。
桜ではびくともしない友人であった。
登山道脇にはもう、ツツジが咲いている。
私はウキウキである。
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最近設置されたらしい。
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遠くの右の方の小さな山が伊木山。
左側に木曽川が流れていて、犬山城がある。
明王山は頂上にベンチがたくさんあり、お昼を食べている登山者が、幾人かいた。
景色もそこそこに、年に一回くらいしか会えない彼女と、近況報告で盛り上がる。
そして隣の山へ。
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先客の男性が色々教えてくれた。
塔があるのがさっきまでいた明王山。
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金比羅山は、通称「夕暮山」。
父親とよく登った。
「ゆうぐれやま」という響きが好きだった。
南側の登山道から、夕方頃に登るとちょうど夕日が木曽川にキラキラ反射して綺麗だったことを思い出す。
まさか、ここに山登りにハマるとは予想外であった友人と来るとは。
そして、父親とはもう来ないだろうなと思うと、少し寂しい…。
そんな父親は、只今腰痛で山どころではない。
他人の病気や怪我を治してあげられないのが辛いところ。
昔からの友人とは、家族のことやら職場のことやら何から何まで話し尽くしながらの登山。喫茶店なんかよりもずっといい。
不思議なもので、彼女とは趣味も考え方も全く違うのに、随分長続きしている。
そんなものかもしれない。
実は、岐阜へ来たのは彼女と会うのと、尺八の師匠に会うためでもあった。
しかしながら師匠は闘病中で、今回は別の症状のため会えず…。昨年会った時、もう尺八は吹けないからと「形見」といって露切りの石をもらった。いつになく真剣に尺八についての奥の深い話をしてくれ、もう会えないかもしれないと笑いながら師匠は言い、別れた。
泣けてくる。
さて、低山ハイクを終えてからもベンチで散々話して帰路につく。
彼女はバイト先の責任者に、対人スキルがすごいと陰で噂されるくらい職場経験豊富になっていて、人生何周目?なんて流行りのドラマの話も盛り上がった。
人生をやり直すなんてとてもじゃないけど面倒なのでやりたくないが、結局行き着くところは同じのような気がする。
ただしなくていい経験はたくさんあったので、それが避けれるよう過去の自分にアドバイスしたい。過去の自分が未来の自分の言う事を素直に聞くかどうかは分からないけど。
何はともあれ、久しぶりにホッコリした時間を過ごせた各務ヶ原低山ハイクでした🌸
友人がこれからも健康であることを祈るばかり。
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