秩父札所34観音霊場巡礼『結願』☆尺八献奏行脚👣
第19番から参加させて頂いている虚無僧行脚秩父巡礼。
今回は最後の二つのお寺、第33番菊水寺と、札立峠を越え第34番水潜寺への献奏行脚です。
前回はこちら↓
西武秩父駅に集合しバスに乗ります。
いつものように尺八研究家神田可遊師のご引率です。
まだまだ序の口。
札所三十三番 延命山菊水寺
参道入口には「大櫻山長福寺」とありますが、右側面に「札所三十三番 延命山菊水寺」と刻まれています。
かつては曹洞宗の「長福寺」という寺院であったとのこと。
八重桜のアーチがお出迎え🌸
境内に芭蕉句碑など。
最初ということで観音堂前にて「調子」を献奏。
その様子を動画で撮らさせていただきました。一瞬ですが。
いい感じですね〜。
屋外で献奏する音はなんとも言えず気持ちよく、風の音や鳥の声などとも混ざり合い竹の音が響いて聞えるのでした。
神仏に向かって演奏する。
というこの上に無い有難い機会をこうして同行の皆さんと一緒に経験させて頂いていることに、改めて感謝です。
お寺で献奏している時に、他の参拝者の方々に迷惑がられた事は無く、聞かせもらっていいですかとか、良い音色ですね、など良い感想をいただきます。
こうして神仏に対して祈りや供養の演奏する仲間が増える事を願いつつ。
この日は、よく晴れて気温が上昇⤴
久々に汗をかきました。
次は水潜寺へ。
ここからが長い道のり。
先行の方々はここで一曲献奏。
近くなってきた感。
平石馬頭尊堂
ここでも一曲献奏してさらに進みます。
巡礼古道へ。
ようやく山道に入ります。
お〜、散々登って来ましたが、さらにここから徒歩1時間半!?
札立峠到着!
もう何を吹いたか全く記憶に…
さて、山を下ります。
ゆっくりゆっくり下ります。
紫華鬘の由来は、花が紫色で、花の形が仏殿に吊るす仏具の華鬘に似ていることから名付けられたのだそう。
私は最初、トリカブトかと勘違いしておりました。
ホッとして笑みがこぼれます笑
そろそろお寺に近づいてきました。
札所三十四番 水潜寺
もちろん、虚無僧仲間が増えますようにと3回唱えましたよ笑
こちらのお堂にはお賓頭盧さまがいらして、頭をたくさん撫でさせてもらいました笑
山から降りてきたので裏から入ってきましたが、こちらが表参道。
そして、最後は♨
平日に行ったので空いておりまして、最高の温泉でした♨
最後に、
秩父観音霊場札所巡り、尺八献奏行脚を振り返りまして、この巡礼は最高の思い出となりました。
また一緒に同行してくださる方々がいるから、最後まで楽しく頑張れたと思います。
沢山献奏できたことも、嬉しいです。
「では、ちょっとここらで吹きますか?」
「じゃ、下り葉いく?」
なんて会話が普通になされることにも私は感動しました。笑
これからも、ずっとこの秩父巡礼の尺八献奏が吹き継がれて行く事を願っておりますが、なんと、また第一番から始めるなんて噂もあり、楽しみにしている次第です。
改めて、神さま仏さま観音さま、そして同行の皆さまに感謝です🙏
古典本曲普及の為に、日々尺八史探究と地道な虚無僧活動をしております。サポートしていただけたら嬉しいです🙇