第四回虚無僧供養尺八献奏会☆無事終わりましたのご報告
昨年に引き続き、調布大正寺にて、虚無僧供養の献奏会を催しました。
2025年の今年は昨年よりも少し人数が増えまして21名の参加です。
有志の皆さま、ご参加ありがとうございました🙏
まずは、安楽寺歴代住職墓碑前にて献奏。
こちらは安楽寺について↓
とっても寒い日でしたね…。
まずは「調子」を献奏。
そして本堂に移ります。
いつものごとく大正寺はかなり暗め。
曇っていたのでさらに厳かな雰囲気でありました。
安楽寺歴代住職の位牌。
この日は、十七曲の独奏、連管での献奏。
手向、霧海篪、虚空、三谷、曙之調、鶴の巣籠り、一二三鉢返しに、錦風流松風、真法流観月曲などなど。
参加者皆さんの一人一人の心のこもった献奏を聞かさせていただきました。
虚無僧さんたちもきっとどこかで(怖い顔して?)聞いてくれていたでしょうか。
紫鈴法の連管の様子を少し動画に撮りました。
「カラカラ」部分からです。
紫鈴法は一休禅師が作曲したとされる曲。
昨年から連管を募りましたら、今年も多くの方が連管してくださいました。
本堂中に尺八の音色が鳴り響いていたと思います。
私は常日頃、こうして大勢で同じ曲を連管することも大切な事だと思っています。
久松風陽の影響です。
人に合わせるのも修行。故に互いに助け合うのを要とするべし。
まずは、思いやり。
こんなところに、さらっと宗教的な教え、慈悲の心に言及しているとは。
久松風陽の『独言』の戒めは、初心者から師匠、製管師までの幅広い尺八奏者に対しての鋭い教訓が込められています。
そして終奏後にはもちろん懇親会♪🍶
たくさんの方にご参加頂きました。
改めまして、感慨深い献奏会でした。
献奏者の皆さんは、それぞれ辿ってきた虚無僧尺八の道は違えども、初めましての挨拶をしたり、情報を交換しあったりと、交流を深める皆さんの姿を見て、この場を開催して良かったなとつくづく感じました。
ともかく、今後も多くの方が大正寺にある安楽寺の虚無僧の墓にお参りしてくださいますように🙏
「縁の下の力持ち」の古典尺八楽愛好会の皆さまも、お疲れさまでした!