2024バルカン半島バス旅行記⑤コトル城登山とサラエボ行きバス
6日目
早朝のコトル
バスの時刻表と日程の都合でモスタルに行くのが難しくなったため、ルートを変更し、ニクシチ経由でサラエボに向かうことにしました。
早朝からバスターミナルに行き、10:17発のニクシチ行きのチケットを購入。コトルはバスターミナルが街に近いので助かります。
7:30 コトル城へ
コトルに来たからには城砦に登りたいと思い、コトル城の無料ルート入り口へ向かいました。この旅、毎日登山してる。
市街地の中心に近い入り口から登るルートは門番がおり、安くない通行料が必要になります。一方でこの無料ルートも別に違反ではないようです。
40分ほどで廃教会に到着。全てが石造りの遺跡はまるで異世界です。
そしてなんとこれが城砦への入り口。以前あったらしいハシゴは撤去されており、1.5メートルくらいの窓枠をよじ登るしかない状態です。結構危険です。
2時間で旧市街まで帰ってくることができました。
旧市街の猫
しばらく猫写真集をお送りします。
10:17 ニクシチへ
10:17発のバスに乗り、4時間近くかけてニクシチへ。ポドゴリツァを経由するせいで時間がかる。
バスターミナルでサラエボ行きのバスのチケットを購入。トランジットは1時間あったので周辺を散策しました。
19:30 サラエボ着
バスに揺られること約5時間。ボスニア・ヘルツェゴビナの首都、サラエボのBus Station East Sarajevoに到着しました。
詳しくは調べると分かりますが、サラエボはクロアチア系住民が中心の「ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦」及びセルビア系住民の「スルプスカ共和国」に分断されており、セルビアに近いモンテネグロからのバスはスルプスカ共和国側のバス停にしか停まりません。
サラエボ中心街はボスニア・ヘルツェゴビナ連邦にあるので、バスのみで行きたければ降りたバスターミナルから歩いて境界を越えるしかありません。
到着した瞬間から民族対立の根深さを実感することになる都市。
私は20分ほど歩いてボスニア・ヘルツェゴビナ連邦側のショッピングセンターに行き、ボスニアの通貨、兌換マルクへの両替を行いました。バスチケットは現金のみなので…。
この日の宿は「ホステル・フランツ・フェルディナント」。名前だけでなく
全体的にインパクト強すぎです。
→ サラエボ散策とザクレブ行きバス