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【クリエイティブ生活】小説投稿サイトを利用すると何が起こるか?【自由の風は何処に】
これはあくまでも私が見聞きした範囲であり、他の人はどうであるかは分からない。
例えばウェブ小説では『悪役令嬢』なるものが流行っていると聞く。ざっとTwitterやその他のネット検索で調べ、無料で読める人気作をぱらぱらと読み、ここは一つ自分なりの悪役令嬢ものを書いてやろうと思い立つ。
乙女ゲームの悪役令嬢に転生したので、破滅する運命を回避するためにアレコレやる。などというテンプレートには今ひとつ乗れないので、「黒衣の悪役令嬢が、ロングドレスのスカートの下にマシンガンを隠し、敵の陣地に乗り込んで大暴れ!」のような話を書き始め、それをTwitterで報告&宣伝したとする。
さて、何が起こるであろうか?
ウェブ小説の読者層は極めて繊細かつ保守的であり、目新しい物にすぐに食いつくことはまずない。
だから流行りのテンプレートに従った物よりもずっと読まれることは少ない。
それは良いのだが、Twitterでつながっている他の作家たちに知れ渡ると、それだけで騒ぎが起こる。そしてそれは面倒くさいことに、いわゆる書籍化作家と呼ばれる、プロかセミプロクラスの人たちの間でも話題になる。
そして「悪役令嬢ものとは何ぞや」みたいな話が持ち上がる。結論はいつも大体同じで、無難に今流行っている『みんなに』読まれる、『みんなが』書けるものを書けばいいという話になる。
『みんな』とは何か?
プロかセミプロである書籍化作家には一目置かねばならぬという空気、あるいは不文律のような何かがあり、しかしライトノベル作家以外のプロ作家をフォローして、そのツイートにいいね♥を付けたりしようものなら、まるで由緒正しきお茶席に、アレンジ着物で乗り込んだかのような扱いを受ける。
しかし、由緒正しきお茶席と違うのは、誰もその界隈の作法や振る舞いを筋道立てて自信を持って語れる人はまずいないのである。少なくとも私は聞いたことがない。わけの分からないアドバイスなら聞いた。聞かなければよかったと思う結果しかなかった。
要するに、私はもっと自由の風が吹く場所に来たかったのである。
そのようなわけで、私はTwitterとウェブ小説投稿サイトに見切りを付け、noteにやって来たのである。
実は来たのは二度目だ。一度目と違い、今度こそ自分の勘を信じて進むと決めてきたので、今はTwitterで何を言われようと振り回されることはない。
そんなわけでした。
ここまでお読みくださってありがとうございました。何かのヒントになれば幸いです。
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