アイデアからネームを切ること

オリジナル漫画の28ページを描き終わったので、新作のネームに着手した。なかなか頭を使うので、ネームを切るだけで職業として成り立つというのも理解できる。

原作付き漫画には、作画担当者の他にもネームを切るのを専門にしている人もいるらしい。

私は小説を書いてきたから、すでにいろいろアイデアはあるが、それをネームにするとなると、また別の工夫が必要である。

ネームの段階で、作画したらどのような画面になるか、分かっていなくてはならないし、それを第三者にも分かるようにネームを切らなくてはならない。

まあ、私の場合はネーム段階で第三者に見せる必要はないのだが、それくらい分かりやすくネームを切れたなら、作画する際にもやりやすいだろう。

あるプロ漫画家さんがおっしゃるには、ネームを切れたならそこで漫画の8割ほどはできている、そうである。

ネームは、土台と言うか骨組みの部分で、作画はその上に肉付け、さらに衣装を着せることである。

最終的に完成品を見せたなら、目立つのは肉付けされた体と衣装だろうが、骨組みがしっかりできていなければ、上からの肉付けではごまかせない。

そんな風に考えている。

さて、第三者にネームを見せる必要はないと言いつつ、ここでネームの1ページ目だけをお見せしようと思う。

今回は完全新作で、これまでに小説として書いた物語のネーム化ではない。アイデアは、小説版からふくらませたが。


このような感じに進めてゆく予定である。

それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました。また次回の記事もよろしくお願いします。

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片桐 秋
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