インプットは偏らせない

創作活動をするにあたってのインプットだが、ある種のファンタジーを書くなら、その同じ種類のファンタジーだけを摂取していればいいとする考え方があるらしい。

ファンタジーに限らずあらゆる事に言えて、ラブコメを書くならラブコメだけ、なども言われるようだ。

それが駄目だとは言わない。そうしたやり方もある。ただ個人的には、自分が今書きたいもの、書けるものだけでなく、幅広くいろんな物に触れていたほうがいいとは思う。

なぜなら、アウトプットされる創作物の素となるインスピレーションは、何が元になってどんな形でやってくるか分からないからである。

インスピレーションなどには頼らずに、何もかもを計算の上で書くのが良いとするやり方もあるようだ。

そうしたやり方だと、確かに同じジャンルの同じ作風の物だけ見て、研究して分析して、といった風になるのだろう。

一つ、これだけは言える。

脳は、決まった刺激には慣れてしまう性質がある。ゆえに、ある種のファンタジーだけインプットしていたなら、そこから得られる刺激には脳は慣れてしまうはずである。

刺激、別な言葉で言えば、感動や感心すること、創作意欲を刺激されること、直接インプットには影響しなくても、何か元気づけてくれるようなこと、などだ。

だから私は、脳が刺激に慣れないように、いろんな物に触れるようにしている。

今はダーク味のあるファンタジーを書いているが、全く異なるジャンルや作風の物も読むのはこれも理由の一つである。

それでは今回は短いがここまで。

読んでくださってありがとうございました。

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片桐 秋
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