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【クリエイティブ生活】小説創作論その他【つぶやきをまとめました】


オリジナリティを小説に入れようとするとき、当然だが『よくあるパターン』からズレているのだから、そこが気に入らないと言ってくる者はいるだろう。だが、上手くいけば、まさにそこが気に入ったと言う者も現れるはずだ。そちらの意見を大事にしよう。想定していなかった読者からの感想であっても。

最初からエンターテイメント作品で学ぼうと思って観たり読んだりするわけではないが、期せずして良い学びを得てしまうことはある。結局は受け手の受け止め方次第なのであろうが、作り手側も上手く作っているのかも知れない。学びをエンターテイメントに転化する、のだろう。反論あればどうぞ。

『現実の厳しさを教える話』と『教訓話』は必ずしもイコールではないと思う。例えばストレートな勧善懲悪ストーリーは、まさにそれ故に教訓話になり得るだろうが、現実の厳しさを教えるなら、悪が勝つこともあれば善が負けることもあると書かねばならないのではなかろうか? 反論あればどうぞ。

『現実の厳しさを教える話』も『教訓話』も、エンターテイメントになり得るとは思うが、難度は高いのだろうなとは思う。で、どんなに出来が良くても、万人が作者の意図通りに受け止めはしないとも思う。受け止め方は人それぞれだからだ。

例えば。男性向けファンタジーで中華風は受けない、が常識のようだ。三国志演義を元ネタに書いてみたとする。上手く書けていればある程度は受けるはずだ。しかし『男性向けファンタジーで中華風は受けない』に凝り固まった人は余計な事を言ってくるだろう。無視して獲得したファンに向けて書き続ける!

私がもしライバル潰しをするなら、一見もっともらしいアドバイスに見せかけて、実はその作品の長所を潰す事を言う。三国志演義を元ネタにした男性向けファンタジーには、「西洋風でないと受けないよ。あと、登場人物の数はできるだけ減らして」などと言うのだ。だからわたしの言うことは信じるな🍀

特定のフィクションにおいて「この○○の要素は別なものでも成り立つ」が事実だとしても、その別なもので成り立たせたら別の物語になるのである。ペペロンチーノを作るのに、唐辛子の輪切りではなく、七味唐辛子を使ったことがあるが、ペペロンチーノではない微妙に別の物になる。美味しかったですよ!

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片桐 秋
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