ショッピングモール歩きはエンタメだ

最近は暑くなってきた。こうなると外歩きは苦しくなるので、ショッピングモールに行って散歩をするのも楽しみになる。

コンビニやドラッグストアや小規模スーパーと異なり、ショッピングモールは、買い物をエンタメつまり娯楽として提供する面が強いのではなかろうか?

もちろん、必要な物を必要なだけ買う人もいるだろうが、楽しみのために買い物に来た人たちのためにもショッピングモールはあると思う。

少なくとも、上に挙げた他の形態の店舗よりは娯楽性が強いとは思う。

そんなショッピングモールは見ているだけでも楽しいが、いろんな店がある。

そこには確かに、商品として通用するための、ある程度の基準というか、許容の幅はある。あまりにも奇抜だったり、質が低ければ、商品として店頭に並ぶことはない。

が、それはそれとして、多種多様な店や商品が並んでいるのも事実である。

少なくとも、たとえば、ユニクロだけがずらっと並んでいるなんてことはないのだ。洋服関係、つまりアパレルだけでも、いろんなお店がある。

そこには洋服としての基礎的な形はある。それは共通している。また、夏になれば夏服が並び、冬になれば冬服が並ぶのも共通しているだろう。

バーゲンセールの時期もモール全体で同じ時期に盛り上がる。大抵の場合は、夏の終わりの8月頃や、年明けの冬だ。

そんな共通する要素はある。

だがしかし一方で、繰り返しになるが、ユニクロだけがずらっと並んでいるわけではないのである。

他にもいろいろな店が、ブランドがある。

ある特定の店だけをひいきにする人もいれば、いろんな店をまわる人もいる。

店やブランドへのこだわりよりも、どの商品が一番の売れ筋か、何が「多くの人々の心を捉えている流行」なのかだけに、関心のある人もいるだろう!

まあ、ここに出したのはある種の例え話だ。

同じように、エンタメフィクションにも、いろんなタイプがあるのだ。

確かに、商業として通用するための、ある程度の受けやすい範囲はある。一定のストーリーの型も、キャラクター類型もある。

質もある程度は必要だ。少なくとも小説や漫画なら、対象となる読者には理解できるようにしていかなくてはならない。

それはそれとして、たとえて言うなら、ユニクロだけがずらっと……

ああ、ひょっとしたらある場所では、ユニクロだけがずらっと並んでいるのかも知れないが。

でもきっとユニクロ好きは言う。

「ユニクロも、シンプルなTシャツやズボンだけ売っているわけじゃないんです。他にもいろいろあります。デザイン性の高い服だってあります」と。

それは事実だろう。

でもそれはそれとして、ユニクロとしてのある程度共通する作りもあるはずだ。

で、ユニクロの中にいろいろあろうとも、それはそれとして、ユニクロだけがずらっと並んでいるショッピングモールはやはりつまらないのである。

ちなみに私はユニクロが好きである。

でも、それはそれとして、ユニクロだけがずらっと並んでいるショッピングモールは嫌なのである。

それでは今回はここまで。

読んでくださってありがとうございました。また次回の記事もよろしくお願いします。

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片桐 秋
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