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⑫自分の居場所だと感じられるなら、物量は関係ないという話【終】

こんにちは、かたづけまぐろです。

前回は、終わらない片付けに溺れて沈んでいくまぐろの話をしました。

①話で、私がコロナウイルスに感染した時の隔離室は、物置部屋のような状態だと書きました。
ですが、実際には物がたくさんあるわけではなく、本棚とソファが置いてあるだけのガランとした部屋でした。
そこそこ長く住んでいるのに、活用できていない生活感のない部屋が恥ずかしいと思ったのです。
これが今の私の理想の空間になった部屋です。(今では家族から社長室と呼ばれています)

つまり、私にとっては、物を減らして整えるお片付けよりも、まず部屋の役割を決めて、家族それぞれの居場所をしっかりと作ることの方が大事だったわけです。

自分の居場所として心地いいと思えるなら、物の量は多くても、少なくても関係がないと思います。

センスが良く、どうしたら自分が気楽で幸せな暮らしができるかを理解している人は、先がしっかり見えているのでコントロールができるのでしょう。

元々は心地よかった家の中に、物が増えていった人であれば、使っているもの・愛せるものだけ残すというやりかたで、不要品を減らしていく片付けをするときっと暮らしは良くなるでしょう。

物や場所に執着しない人は、身軽さや気楽さを中心に置くことで幸せになれるのかもしれません。

私はどれも違いました。
センスも無く、理想の暮らしが描けないまま、物を増やすのは悪と言わんばかりで大きな買い物はせず、かと言ってやたら収納したがり、物をどこに置くとベストかを常に考えながら生きている。
なのに、この家の中の事は何も進んでいないのに手放せない、どこかで物に執着している、でも面倒くさくて動けない…そんな日々だったと思います。

掃除も、しやすくするため物を増やさないようにと思ってるのに、掃除したくない気持ちのままでした。いえ、むしろどんどん掃除したくなくなっていきました。

今、我が家はすべての部屋がフル稼働しています。
物が増えたので、掃除は以前よりもしにくいです。(ロフトベッドは特に…)
けれど、家族が暮らしで使っている部屋は、物が少なく使用していない部屋を掃除するよりも楽しいし、幸せです。

私が①から⑪話までを書いたのは、万が一、私と同じような理想の暮らしが描けないまま、片付けを終わらせたいと思いながら、余裕なく暮らしている人がいたら、
“そもそも必要な工程が違うかもしれない”と気づきになるかもしれない、と思ったからです。

今、疲れてはいないですか?
そして、あなたに合った暮らしを見つけてほしい、そしてあなたに幸せに暮らしてほしいと願っています。

この理想の空間を叶えるという話は、一旦ここで区切りをつけますが、今後もお片付けを含めた日々の暮らしの発信をして行こうと思います。

今後とも、どうぞ気が向いた時に覗いていただけますと幸いです。

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