⑦自分の感情やアレンジを加えない。レシピには忠実にするという話

こんにちは、かたづけまぐろです。

前回、自分の理想の部屋、好きなテイストは思い出せたものの、現実とのギャップを強く感じて疑心暗鬼になった話をしました。

しかしそれは、実際に打ち合わせを重ねるごとに、本当に理想に近づいていると感じられるようになり、次第にワクワクしていきました。

このインテリア提案サービスの流れは、
最初にヒアリングシートに記入、
顔合わせのリモート打ち合わせ、大まかな導線や家具の配置を提案してもらい、問題がなければ、次は大きめの家具をいくつか具体的な商品で提案、最終的にトータルで部屋の提案をPDFファイルなどにまとめてもらえます。
料金を支払ってサービスはここで完了。

メインとなるテーブルの配置などは、要望も満たした上でサイズを提案してくれますし、机と椅子との差を、身長から考えてくれます。
そして、自分では無かった発想はカーテンでした。
腰高窓に、敢えて床までの長いカーテンを合わせることで、天井を高く見せる、という視覚的な手法だそうです。
機能面でも、これなら冬の窓からの冷気もやわらぎます。

私は、感謝の気持ちでいっぱいでこのインテリア提案の依頼を完了することができました。

あとは、私のタイミングで好きなものを購入していくだけ。

ここまで来ると、早く家具を揃えたくて仕方ない。
提案いただいた家具を参考に、画像検索してニヤニヤする日々。
ただ、一度買ってしまうと処分は大変だし、そんな次々に買える経済的な自由は私にはない。
いくらお金を使うぞ!と決めたとしても、予算を使い切るのではなく、予算内でもなんとかやりくりしたい。
ここは慎重に選ばなくては。

でも実は、家具選びの楽しさの中で、一つだけ、私には心の底で納得できてない部分がありました。

それは、部屋の幅木や扉は自分好みの黒や焦げ茶色系のではなく、どちらかというと赤茶色系のブラウンだということです。
これに関してはずっと以前から「この色、好きじゃないんだよなぁ…」と思ってきたことです。

インテリアコーディネーターさんには、“『マホガニー』という色に近いので、理想のイメージと相性は良いですよ”、と言われたのですが、どうしても焦げ茶色や黒のメリハリのある洋館に憧れがありました。
YouTubeでよく見るようなDIYをした方がいいのだろうか?などと考えることは過去にもたびたびあり、悩んでいました。

そこで私は、このインテリアコーディネーターさんに依頼をする経緯や、打ち合わせの内容を改めて振り返りました。

この数回の打ち合わせの中で、私には無い知識とセンスで丁寧に提案してもらったよね?
その提案に、私は何度も『なるほど〜』と納得しているよね?
そのたびに固定観念が自分の思考の邪魔をしているって気づいたよね?
そしてこの提案は、間違いなく、『私の理想の部屋』のためだけに考えてもらったよね?
よし、だから、信じよう。

確かに私は好きじゃない色だ。
だけど、インテリアコーディネーターさんはそのように見てなくて、その素材を活かせると提案してきてるのだから、受け入れよう。

変に私の感情とかアレンジとか、そういうの挟むのはやめよう。
例えば、料理が下手な人。
自分で勝手にアレンジするとか聞いたことがあるけれど、私は今まさにそれをしようとしているよね?

レシピに忠実に。

『レミーのおいしいレストラン』でもそう言ってた。そう、レシピに忠実に。

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