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「イベント(ウェビナー)管理」カテゴリー解説|セールステックアドベント2024

こんにちは、株式会社Bizibl Technologiesの堅田です。
今回は、「SalesTech大全」出版記念!セールステックアドベント 2024にお声がけいただき、「イベント(ウェビナー)管理」というカテゴリー解説を行わせていただきます。

こちら、実は私の初noteとなります。中谷さんの出版に花を添えられるよう、気張って書いてまいりますので、最後までよろしくお願いいたします!!


■ 「イベント(ウェビナー)管理」カテゴリーについて

ウェビナーとは

ウェビナーは「オンライン」と「1対多」両方の性質を併せ持つ

ウェビナーとは「ウェブセミナー」の略語、つまり「ウェブ」と「セミナー」を組み合わせた言葉です。
セミナーは聞くだけで良い分、1対1の商談よりも接点としてはハードルが低く、さらに会場ではなくウェブで完結するウェビナーであればさらに気軽なものとなります。

マツリカ社の『Japan Sales Report 2022』から引用
https://product-senses.mazrica.com/dldocument/japan-sales-report-2022-summer

「何か情報収集をしよう!」と思った際に、インターネット検索について「ウェビナー/セミナー」で情報収集する人が多いというデータもあり、参加者にとっても情報収集チャンネルとしてメジャーなものになりつつあります。

強力な態度変容とリッチな参加者情報の獲得が期待できる

また、ウェビナーは対面セミナーと比べ、PC一台と自身だけで手軽に実施できるという利便性があるだけでなく、よりリッチな参加者情報を得ることができるというメリットもあります。

  • 申し込み時の「フォーム入力」

  • 視聴中の「参加ログ」

  • ウェビナー後の「アンケート」

と、その後のセールスアプローチに非常に役に立つ情報を取得することができます。(実際には、この情報を活用できず「全然いらないのにテレアポがめちゃくちゃかかってくる」というケースも多いですが…)

上記のような形で

  • 参加者にとっては気軽な情報収集チャネル

  • 主催者にとっては手軽にリッチなリード情報を獲得できるチャネル

として、現在多くの企業がマーケティング/セールス施策としてウェビナーを活用しています。


Zoomが作った市場と参入を狙う新たなプレーヤーたち

「ウェビナー」の検索数の推移(Googleトレンドより)。

ウェビナーが爆発的に普及するきっかけとなったのは、もちろんコロナがきっかけです。2000年代や2010年の前半でも一部でウェビナーは実施されていたものの、日本では対面のセミナーがほとんどでした。

そんな中、2020年の新型コロナウイルス感染症の拡大によって、日本国内の多くの企業や教育機関が対面イベントをオンラインへと移行せざるを得なくなりました。
この中で、前述したようなウェビナーのメリットが注目されるようになり、ミーティングツールとして爆発的なシェアを伸ばしたZoomを活用したウェビナーがメジャーとなりました(ちなみにZoomのウェビナー機能自体は2014年からリリースされていたようです。早い!!)。

現在では、非常に数多くの企業がウェビナーを実施しており、毎日のようにメルマガでウェビナーの案内が届くほどとなりました。
コロナ禍のウェビナーが出始めた頃は「とりあえずウェビナーをやれば成果がでる」というようなこともいわれていましたが、競合企業もこぞってウェビナーを行う現在は当然そんなことはありません。
しっかり成果を出すためには、様々な要点を抑える必要があります。

  • ターゲットとしている参加者のニーズにマッチした「企画」

  • 工数を低く抑え、申し込み後の歩留まりを最大化する「運用」

  • 限られた予算やリソースで成果を出すための「集客」

  • 録画データを使った再放送などの「アーカイブ活用」

  • オーディエンスを惹きつけるための「プレゼンテーション」

  • 申し込み/参加/アンケートといった情報の適切な「データ活用」

etc…

セールス/マーケティング施策としてウェビナーを行う際にケアすべきこれらのポイントを、元々ミーティング用途で開発され汎用性が高いZoomで全て最適化するのは難しい現状があります。

そこで様々なプレーヤーが、より成果を出せるウェビナー施策を実現させようと、Zoomが築いた市場に参入してきています。


イベント(ウェビナー)管理サービスの分類

イベント(ウェビナー)管理プラットフォームのプレーヤー(一例)

イベント(ウェビナー)管理サービスのプレーヤーは、大きく次の四象限に分けることができます。

  1. ウェビナー特化×汎用的
    マーケティングだけではなく、採用や社内研修など、様々なユースケースのウェビナーに使うことができるサービス群です。
    代表的なサービスとしてはZoomやCocripoが挙げられます。

  2. オフライン・有料イベント対応×汎用的
    オフラインオンラインや無料有料問わず、様々なイベントの管理を行うことができるサービス群です。
    代表的なサービスとしてはPeatixやEventRegistが挙げられます。

  3. オフライン・有料イベント対応×マーケティング特化
    マーケティングにおける活用に特化しながら、ウェビナーだけではなくオフラインやハイブリッド、カンファレンスなど様々なユースケースに対応しているサービス群です。
    代表的なサービスとしてはネクプロやEventhubが挙げられます。

  4. ウェビナー特化×マーケティング特化
    マーケティングにおけるウェビナー活用に完全に特化しているサービス群です。
    代表的なサービスとしては、弊社が提供しているBiziblが挙げられます。

イベント(ウェビナー)と一口に言っても、様々なユースケースがあります。そして当然ですが、そのユースケースに合うサービス合わないサービスもあります。

自社が何を成し遂げたいのか。
それに合ったイベントの方法は何なのか。
そのイベントの効果を最大化できるツールはなんなのか。

ツールはあくまでも手段に過ぎません。自社のなすべきことから逆算し、必要に応じたものを活用することが大切です。


■ Bizibl(ビジブル)のご紹介

それではここで少しだけ、「ウェビナー特化×マーケティング特化」のイベント(ウェビナー)管理サービス、『Bizibl(ビジブル)』をご紹介できればと思います。

Biziblの提供価値

開催業務をワンストップ化

Bizibl導入によるウェビナー運用Before/After

オフラインのセミナーに比べて楽といえども、ウェビナー運用って結構やることは多いのです。
告知ページの作成、フォーム設置、URL発行、告知、リマインドメールの送信、開催、出欠確認、アンケート回収、お礼メールの送信、MAツールへの情報連携、etc…
これらの作業を、CMSやMAツール、配信サービス、アンケートフォームなど、様々なツールを横断的に活用しながら行わなくてはいけません。

不定期に実施するだけであればまだしも、定期的に開催するとなれば各運用にミスがでたり、シンプルに工数が大きくなって業務負荷がバカになりません。

Biziblなら、ウェビナー運用業務を一元化/自動化することで運用工数の削減を行い、本来一番注力すべき、ウェビナーの企画や振り返りに時間を使えるようになります。

自動ウェビナーでのコンテンツ資産化

頑張って共催先を探して、頭をひねって企画して、丁寧に資料を作って、気合入れて登壇してウェビナーを実施しても、多くの場合はその録画データを活用できておりません。

Biziblは自動ウェビナー機能により、録画データを配信するアーカイブウェビナーを無人で行うことができます。これにより、ウェビナー施策の成果を2倍3倍に引き上げることが可能なのです。

録画データの活用方法の1つ、複数日程運用。申し込み数を1.5倍に増やすことが期待できる。

その一つの方法が複数日程でのウェビナー運用です。
上記の画像のように「1つの企画内で複数日程でウェビナーを開催する」という方法です。これにより、「興味はあるが日程が合わない」という機会損失を防ぐことができる、正直やらないのが損である運用方法です
初日はライブでウェビナーを実施し、残りの日程は自動ウェビナーで工数をかけずに実施すれば、手間をかけることなく効果を最大化することができます。

その他にも、過去実施したウェビナーを録画データを使って再度実施する「再放送運用」や、週1回などで定期的に配信する「定期配信運用」など、やるだけで成果が出る運用方法がいくつかあります。

データの取得・分析・統合

Biziblで取得した参加者情報を連携したMAツール画面(例)

前述したように、参加者の「申し込みフォーム」「参加ログ」「アンケート回答内容」といったリッチな情報を取得できるのがウェビナーの魅力です。しかし、その情報をMA/CRMにきちんと連携することができず、活用できていないこともしばしば。

Biziblであれば「申し込みフォーム」「参加ログ」「アンケート回答内容」を一元化した状態で取得し、MAツールに自動で連携することが可能です。

ウェビナーチームも企画の振り返りが行いやすく、セールスチームもリッチな情報を元に個別最適化したアプローチができるようになります。


お客様(マツリカ中谷様)の声

せっかくなので、弊社のお客様でもある、今回ご出版された中谷さんから以前いただいた有難いコメントを掲載させていただきます。
ぜひご参考くださいませ!

導入前は、私が一人で営業活動やマーケティング活動を行なっていたため、工数の大きさや人手不足の問題で、定期的にウェビナーを実施することが難しい状況でした。その中でBiziblを選んだ理由は、今まで叶わなかったウェビナーの継続的な運用がBiziblのプロダクトによって実現できると思わせてくれたことにあります。

実際に導入後は、最少の工数でウェビナーを実施できるようになり、定期的な施策とすることができました。それだけではなく、複数日程運用や自動ウェビナー機能によって、リード獲得数も最大化することができました。

工数を下げながら成果を上げることができる。まさにバスケで例えるとBiziblは、“4点分の働きをするリバウンダー”としての働きをしてくれていると思います。
(注:リバウンドとは、バスケにおいて外したシュートのこぼれ球を拾うこと。リバウンドを取ると、相手の攻撃チャンスを潰しながら自分の攻撃チャンスを生むことができるため、4点分の働きと称される。)

Biziblでなければウェビナーを施策として定着させるのは不可能だったと思います。省力化しつつ効果を最大化できたことにとても感謝しています。今後も引き続きご支援をいただければと思います。

https://bizibl.tv/case/mazrica


■ 堅田が注目するセールステックカテゴリー

これまで、「イベント(ウェビナー)管理」カテゴリーについて解説させていただきました。最後に個人的に注目しているカテゴリについて言及させていただければと存じます。

個人的にホットなのは「セールスコンテンツマネジメント」カテゴリーだと思っております。

情報があふれ、またAIが様々な仕事を代替する現在、生き残る営業に必要なのは

  1. パーソナライズされた顧客体験の提供

  2. データ主導のセールス戦略の構築

  3. セールスプロセスの効率化

が重要だと考えています。

そこで、「セールスコンテンツマネジメント」によって、「顧客ごとに最適なコンテンツを」「過去の実績をデータ化し最も効果的に提示でき」「セールスプロセスに組み込むことができる」のであればどんなによいだろう…と考えています。

弊社のサービス『Bizibl』も、ウェビナーを資産化することでセールスが使えるコンテンツを生み出すことができますが、より「セールスコンテンツマネジメント」と組み合わさることで効果を上げていけるのかなと思っています。

今後の「セールステックアドベント2024」での解説を待ちたいと思います!

■ 最後に

最後までご拝読いただき、ありがとうございました!
もし、「イベントやウェビナーについて話を聞きたい」「Biziblのサービスについて知りたい」などがございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!

また、Biziblはマーケ/セールス/CSと採用強化中です!!
少しでも「話聞いてみてもいいかも!」という方は、採用サイトもしくは堅田(XもしくはFacebook)までご連絡ください!

また、中谷さんの書籍も絶版予約受付中です!!ご予約まだの方はぜひ!!
(Amazonの全ジャンルで2位に行ったとのこと…スゴい…!!)




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