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子どもの風邪のお迎え電話は何回かかるか?

園に子どもを預けていると時折かかってくる電話。

「熱があるのでお迎えお願いします」

なんで熱出すのよ!もう!
子どもが熱を出してつらいだろうと思いつつも、心配と周囲への焦りがこみ上げる、ドタバタコール。

旅行中でも急に熱がでたらどうしようと考えると、近場ばっかり選んでしまう。

思うようにいかないもどかしい時期ですね。

子どもは100回以上風邪をひくもの

世界的に読まれている小児科テキストの「ネルソン小児科学(第22版)」 にも、東京女子医科大学の研究では以下のように書かれています。

・乳幼児は1年間に6~8回の風邪をひく。
・1歳未満の在園児では、年間平均19回つまり月1日以上の欠席がある。
・3歳以上でも年間平均5~7日は欠席

野原 理子ら.東京女子医科大学雑誌 87巻5号 Page146-150 (2017年

つまり、子どもはそもそも風邪をひくもの。
低月例であるほど風邪をひくもの。
こればっかりは、自然の摂理、仕方ない。

風邪の症状をひきおこすウイルスの数も100以上いるので、防ぐことは難しい。
だいたい3歳くらいで風邪をひく回数は減るけれど、園は集団生活の場。
お互いうつしてうつされての日々。

園でこうやって経験値があがることで、子どもの免疫は鍛えられる。

確かに、0.1.2歳から入園していた子のママから
「最近、風邪ひくの減ったから病院いくのへりました」
とよく聞きましたね。

子どもは体を鍛えて
我々は看護力と仕事の調整力を鍛える。

みんなが通る道。

がんばったね。おつかれさま。

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