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小学校受験の思い出⑥~東京女学館小学校AO受験当日~

東京の小学校受験解禁日に試験がありました。一般受験の方は別日になります。

AO受験するということは、第一志望で合格したら絶対入学しますよということです。絶対入りたいという意志を表すために一般受験も出願しました。
なので、この当日までにAO受験の面接と、一般受験の面接を終えているわけです。


合格あめ

連日の神奈川の試験が終了したものの、第一志望の試験が一番最後となりました。お教室の先生からは、事前に個別で励ましの授業をしていただき、最後に「合格あめ」をいくつか持たせてくれました。小さなキャンディーですが、これを食べてから試験を受けに行ったら、きっとうまくいくからって。

本人は、まったく覚えていないそうですが。

うちの娘ちゃんは、親から見てもなかなか冷めている子どもだったので、先生からも「こんな子どもだましは、この子には効果ないかも」なんてこそっと言われていましたが。

当日はとても晴れていて、暑いくらいでした。駅からのバスで、同じ小学校を受験する、同じ幼稚園のお友達に遭遇。娘ちゃんは、一緒に合格できるようにと彼女にも「合格あめ」をあげていました。もちろん、その場で食べたりはしていませんよ。仲良しの2人は合格あめをにぎりしめて、嬉しそうにしていたのを今でも覚えています。

受験者控室

受付を済ませて、受験番号ごとのグループ何人かで区切り、教室で待つように言われます。子どもたちの席は4人ごとくらいに机がつけられていて、席が決まっていました。

保護者の席はありません。とくになにも指示はないので、授業参観のように教室後方でただ立っている方がほとんどでした。
それがとても異様に思いました。

誰が見ているわけでもないので、おしゃべりを始める方もいらっしゃって。
たいてい、○○会とか△△会とかのお教室に通われているので、知り合いがいるし、そうでなくてもお母さまたちはしゃべってしまうのですよ。

誰が見ているわけではなくても、私は巻き込まれたくなかったので娘の傍にいました。椅子などは用意されていませんが待っている時間、小さな声で娘とお話したり。しりとりとか、こっそりしてたような記憶があります。

一般受験には当時は母子活動などもあり、母と娘の関係性を重視する学校なのに、なぜここに来て離れ離れで勝手におしゃべりしてしまうのかな?と不思議に思いました。ただ、私のように、娘のとなりに行くのが良かったのかどうかはわかりません。

試験に向かう娘へ

担当の先生のお声がけがあって、子どもたちが試験に向かう時間になりました。
立ち上がるとき、ちゃんと椅子をしまうことができるかな?
できました。

ほんの数秒だけ娘を呼び止めてぎゅーっとハグをしました。「だいじょうぶだよ」って言って背中をぽんぽん。それをご覧になっていた先生(今思うと1年生の時に担任をしてくださった先生だったと思います)が、微笑んでいたのを覚えています。

このぎゅーっとハグは、この先高校受験でも大学受験でも必ずしました。そのおかげで失敗知らずです。

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