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ぬらりひょん考(その1)
小学生の時「妖怪ぬらりひょんは、一説によると妖怪の総大将といわれている。」との一文を水木しげる先生の妖怪図鑑にて初めて目にした。
そのあと、第3期ゲゲゲの鬼太郎のアニメが始まる。妖怪ぬらりひょんは、妖怪朱の盆を手下に悪さをする。このアニメから、ぬらりひょんは妖怪の総大将という設定になったと記憶している。
アニメが始まるのに合わせて、コミックボンボンで「最新版ゲゲゲの鬼太郎」の連載がはじまる。私が中学生の時だ。妖怪好きの私は鬼太郎の虜である。
すごい事に、漫画版のゲゲゲの鬼太郎に「ぬらりひょん」は、怪獣のように巨大な姿で登場する。アニメとは全然違う話だったがこれはこれで、ぶっ飛んでて面白かった。
それから、時代遡ること数十年前、私が生まれる前の昭和42年、少年マガジンにて掲載されたゲゲゲの鬼太郎「ぬらりひょん」初登場の回(私が知っているかぎりでは)、ぬらりひょんは、妖怪の総大将という設定ではなかった。ただの一妖怪、見た目はただのお爺さん。住宅地でダイナマイトを爆発させたりし、なにくわぬ顔で蕎麦屋でそばをたべる。ある意味一番おそろしい妖怪。なぜ彼はそんな悪い事をするのかというと、漫画の中ではそれが彼の仕事だったと解説。なんと何百年もそうやって生きているという。蕎麦屋でそばを食べながら彼はつぶやく。
「人間が相手なら永久に感づかれずにすむのだが、例のゲゲゲの鬼太郎というやつがいたんでは・・・」
このあと鬼太郎は、ぬらりひょんにコンクリートで固められてしまう恐ろしい!
ぬらりひょん先生については、もっと書きたい事があるので続く。