子育てでゆずれないこと
みなさま、こんにちは。はちみつコミックエッセイ編集部の白熊です。
先月、はちみつ編集部のホームページがリニューアルし、新たに「更新カレンダー」なるものが誕生したことに気付かれた方、いらっしゃいますでしょうか?そうです!!
noteの更新日が設定されたため、こうして記事をしたためているのです。
さて、今回のお題、子育てでゆずれないこと。子育て中の方は、大小関わらず、一つはありますよね?私はフルタイムで働きながら9歳になる女の子を育てているのですが、子育てにおいて、どうしてもゆずれない強いこだわりがあります。それは
授業参観に必ず行く事。
私は兄弟が多く、両親は共働きでしたので、子どもの頃の授業参観は欠席が常。いつだったか、母が「今回は行くよ」と言ってくれた時がありました。
ところが、時間になり、お友達のお母さん方が続々と教室に現れる中、私の母は、授業が終わっても一向に姿を見せませんでした。
小さな胸をザワつかせつつ急いで家に帰ると、母はなんと乾いた洗濯物の山に横たわりながら寝ていたのでした。。。(自営業でした)私は愕然。まさか寝ているとは。ショックが大きく、「来てくれるって言ったのに!」と怒り散らした記憶があります。徹夜続きで体調が悪かったらしく、謝ってくれましたが、子ども心にどうしても悲しく、許せなかった、といったエピソードがあります…
そういった環境だったため、「家庭的」なものへのこだわりは人一倍強いかもしれません。授業参観に限らず、お弁当は可愛くしてやりたい。洋服は綺麗な物を着せてやりたい。朝は、ちゃんとごはんを作って見送ってやりたい。そんなこだわりもあります。(出来ていない事の方が多いのですが)
自分の子どもには寂しい思いさせたくない、手をかけてあげたいという思いがあるため、子育てにおいて手がまわらなかった時に必要以上に罪悪感を抱いたり、逆に過干渉になってしまったり…。「自分がどう育てられたか」が子育てに良くも悪くも大きく影響しているなと感じることが多々あります。
(なお、そんな風にこだわっていたのは、姉妹の中で私だけのようなので、
私が人一倍、気にしいで寂しがりの気質だったのかもしれませんね…
今なら母のがんばりも必死さもわかります)
思い出話が長くなりましたが、そんな子どもの頃やかつてのトラウマや傷が原因で生きづらさを抱えた主人公たちが、店主の女の子と看板猫がいる不思議な喫茶店に訪れ、砂糖菓子を一緒に作り美味しく食べることで自然と心が癒されていく…というそんな作品が、はちみつコミックエッセイから誕生しました。
『星のみえない夜は砂糖菓子につつまれて』
著者 まつざきしおり
当時の自分の傷つきがどこかで癒されていたら、親になった今、そこまで気負わずに子育てが出来るのではないか…先回りして必要以上に心配したり、手をかけすぎることもないのではないか…著者のまつざきしおりさんと打ち合わせでそんな話を何回も重ねながら完成した、大切な作品です。
書籍には、色々なかつての心の傷を抱えた主人公たちが登場しますが、
全編を通して、「ゆっくりでいい」「焦らなくていい」「いつか必ず」
「いつか伝わる」といったメッセージを込めていただいています。
落ち込んでしまったり、子育て中の方でしたら、何か子育てがうまくいかないなという時に、ぜひ本作を読みながら、お菓子を作って食べたり、ゆっくり時間を過ごしながら、癒されていただきたいなと思います。
11月15日(金)に発売。
どうぞ、よろしくお願いします!
まつざきさんのXでも、試し読みがスタートしました☆
(担当 白熊)
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