書籍ができるまでと企画書
最初の出勤日には松田編集長から直々に「書籍ができるまで」のざっくりした流れを教えていただきました。
1. 企画を立てる
2. 会議
3. NGの場合→1に戻る
OKの場合→著者さん連絡
概要説明、スケジュール、連載のあるなし、ギャラ
印税について、電子書籍の権利 etc...
(著者さんが決まってない場合はここから探す)
4. 台割、構成の決定(ネタだしをして可視化)
表1のイメージとタイトルをほぼほぼ決める
著者さんネームに入る
★編集者の仕事の7割がここまで。
5. 著者さんが描くのをサポート
6. ネームアップ
7. 校正…文字修正、表現のチェック
8. 著者さんペン入れ、カラー着色
9. 6〜8の間にデザイナーさんに依頼
▷企画概要・ラフ画・読者層などを伝える
10.データ納品
11.DTPに入稿(セリフのネームと原稿データをくっつける)
12.ゲラ完成
13.校正(2回目)
▷著者さん確認
14.入稿、印刷
著者として作っていた時は原稿アップと共に
「お疲れ様、私!あとは待つだけ!!」
という気分だったのでそこから先もまだまだ続くよお仕事は…
なのですね。知っていたけど改めて。
4までに編集者としてのお仕事の7割が終わるというのはびっくり!
(松田さんの感覚らしいですが)
そこから先はできたものをチェックしたり作家さんを伴奏をしていく…
という感じだからかな?
「編集者だけの仕事」という意味で7割終わるのかもしれない。
しかし個人的にはそこから先の方が結構難しそうな気もします、、
むしろ編集者としての手腕が問われそう(><)
しっかり伴奏できる編集者になりたい。
書籍ができるまでを教えていただいたあとは初の書籍の企画チェックをしていただきました!!
企画書を作れていなかったというのもあるんですが、つらつらたらたらとこんなの作りたい、こんなのが面白そう…と話まくった結果
ああああああああ………
穴があったら入りたい。ここから逃げ出したい…
“企画ではなくただのアイデア”
一番胸に刺さりました。
《企画書の中に入れるもの》
◎テーマ(企画概要)
◎タイトル、表1のラフ
◎予想される著者
◎読後感
◎構成
◎値段とページ数
コミックエッセイは今1冊1100円〜1200円、決して安いものではない。
これを見た人が「絶対欲しい!」「買う!」と思うものでないといけない。
こんなのあったらいいな〜だけで良い案だと思っていたけど、それに加えて売れることをしっかりと考えるのが「企画」なのだと思い知りました。
それを念頭に企画書を作ろうと思ったらパタリと手が止まってしまった。
編集者1年生、道のりはまだまだ始まったばかりです。