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キッチンには「生きる」が詰まってる。

「キッチンに住みたい」っていうタイトルで誰か本を書かないかな?

と、企画が出た時に、真っ先にサトウユカさんが浮かびました。
ユカさんの描くお部屋のイラストが好きというのもありましたが、彼女の中から生まれてくる「キッチンのお話」を読んでみたいと思ったからです。

「年齢も職業もバラバラの自立した女性数人のキッチンにまつわる話が読みたいんです。」そう伝えると「わー!楽しそう!!ぜひ!!!」と了承してくださり、次の日には「資料を借りてきました!今から読みます!!わくわく~!!!!」と図書館で借りてきたキッチン愛のあふれる書籍(30冊くらい)の写真を送ってきてくれました。

その姿に私はもう感動してしまったわけですが、私がこのコミックエッセイ好きだなと感じる人の作品はいつも知識量が豊富で勉強になったり、本人の実体験エッセイ漫画というわけではないのにとてもリアルだったりするんですよね。そしてそういう人はだいたいユカさんのように資料になるような作品をたくさん観たり、本で調べ尽くしたり、体験してる人に取材をしたりしていると聞きます。

例え”エッセイ漫画”といっても、自分の中にあるものだけでは手癖で描いてしまったり内容が軽くなってしまいがちなのかもしれないなと感じました。

鶴子の「食を楽しむキッチン」より
モデルはユカさんのママ友時代のお友達。
彼女にも取材をしてキッチンに関して想いを語りあったのだそう。

そして春から約7か月ほどかけて描いていただいた「キッチンに住みたい」ですが、ようやく来年の1月15日に発売!!!!
ただいまAmazon予約可能です。

・食べるのも作るのも好きな鶴子の「食を楽しむキッチン」
・身体を整え自分と向き合うエリナの「バランスキッチン」
・猫と楽しく暮らすつつじの「ワクワクDIYキッチン」
・恋は稲妻!そらの「妄想暴走キッチン」
・50代、第3の人生を歩みはじめた碧の「お母さん卒業キッチン」
・家を捨てた正香の不自由で自由な「どこでもキッチン」

という、6人の女性のキッチンにまつわるお話がでてきます。

現在、サトウユカさんご本人のSNSで「お母さん卒業キッチン」のお話を1話丸っと試し読みできるように投稿していただいているのですが、なぜこのお話を選んだかというと私のお気に入りだからです。

50代、第3の人生って…?

夫婦共働き、小1男児のいる我が家。
子どもが生まれてからず~っとキッチンがしっちゃかめっちゃかで日々鬱々としてしまうのですが、このお話を読むとこんな日常も愛おしく感じてしまいます。とくにラストのページ…ぜひ読んでいただきたいです!

ユカさんのSNS、こちらから読めます。


もちろん他の5人の女性のお話も大好きです!
早く読んでほしい~とうずうずしています。
書籍が発売したら、最後のあとがきでもある「キッチンに住めたら」というユカさんのメッセージも読んでほしい!

キッチンって「生きる」が詰まっているんですね…。

漫画の他にもイラスト集のような楽しみ方もできる1冊です!
1月15日、お手に取っていただけたら嬉しいです。

はちみつコミックエッセイ編集部 片野でした。


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