生きる現実と、漂う空想の世界
僕らは現実の世界を生きている。
朝起きて、眠い目をこすり、なんとかカーテンを開ける。
顔を洗って、朝ごはんの準備をして、ご飯を食べる。
食器を洗い、着替えをし、身だしなみを整えて、家を出る。
ゴミを出して、駅への道を歩く。
そして職場へ向かい、仕事をする。
…
毎日行うこれらの行動は、生きる現実で行われていること
と同時に、行動しつつも、空想の世界を漂う時間がある。
たとえば、食器を洗っている最中に、来週のONE PIECEのことを考えたり。
たとえば、駅まで歩く道の中で、高校サッカーに熱くなった日のことをふと思い出したり。
現実は、今ここの身体や空間と離れがたいけど
空想の世界はどこまででも行ける
遠い昔に戻ることもできれば、遠い異国の地に想いを馳せることもできる。
世界に数多く生み出される、心躍る物語の数々は、そうやって生み出されて来たのかもしれないと、
今も現実の世界を生きながら思考の世界を表現する中で、ふと思ったり。