医療保険は必要か?
結論を先に行っておきます。医療保険は入る必要ありません。理由は以下です。
・ほとんどの人が生涯収支で大赤字になる
・国民皆保険に加入しており病気になってもそちらを利用できる
簡単に説明しましょう。
私自身は25歳の時に月3200円弱の掛け捨て型の保険に加入しました。会社の先輩が保険の営業マンに転職して付き合いで入った様なものでしたが…。
ほとんどの人が大赤字になるという話
私自身は現在43歳で指定難病を患ってしまった病弱なおっさんですが、25歳から40になるまではほぼ健康に過ごして来ており、大きな病気や手術などを受けた覚えがありませんでした。
私の周囲にいる同級生や同世代の仲間も同様で、唯一大酒飲みの友達が肝臓を少しやられて投薬治療をしている程度です。
私の場合は大きな病気になってしまい、これまで2度、目の手術と心臓の手術のため入院をしています。
そんな私の現在までの生涯収支は以下です。
何と2階入院と手術してもトータル収支で赤字の事実。
健康な同世代の方であれば、ほぼ大半の人が掛け金の67万円は全く取り返せず過ごす事になるのです。
そんな金合ったら積立投資でもした方がよっぽどマシ。と結論付けておきます。病弱な私の場合、現時点ですでにもう片方の眼と、腹部大動脈の2か所がヤバい状況にあるのが解っているので、近未来で再び手術を受ける事になるでしょう。その場合の43歳以降の収支は、こうなります
60歳までの計4回手術しても赤字!
私の場合は一時的に黒字化される期間がある点と、更なる入院・手術が必要になり黒字化が実現するかもしれませんが、一般的な人が入院する可能性って10万人当たり1000人程度(1%程度)なんです
これを見ると65歳から入院確率がUPしていきますが、現役世代の内に入院する人なんて、同じ学年100人いる学校で1名いるかいないかの確率です。
更に言えば、そういう人はある程度、自覚症状を持ってます。私の場合も昔から持久力や体の体力は同世代と比較して圧倒的に低いな。とコンプレックスに感じていました。
そんな私の様な人であれば、収支が何とかトントン程度になるやもしれません。
あと、大きく収支がプラスになる可能性としては、先進医療を受ける可能性。この場合は受け取り保険金が大幅に跳ね上がりますが、先進医療を受ける可能性って日本人口の0.02%なんですって、さっきの学年100人いる場合、100校集まって1~2名
つまり、ほとんどの人は赤字になりますよ!って事です。
2つ目の理由、
国民皆保険に加入しており病気になってもそちらを利用できるって所
医療保険を加入する理由は、もしもの時に治療費が払えなくなるって点を心配されると思いますが、日本国民であれば、国民健康保険に皆さん加入していますよね?
普通の治療費も自己負担3割で受けておられますよね?
更に手術などの場合は「高額医療費支給制度」というモノがあり一定額を超えた医療費は全部保険で払ってくれます。
また、給与収入が途切れる。入院は差額ベッド代など保険が効かない費用もある。という点に関して言えば、
サラリーマンなら「傷病手当金」が支給される可能性が高いです。また、有給休暇を使うってパターンもありえますよね。
傷病手当金は、さすがに給与の満額支給はされませんが、そんな病気中に不必要な交遊費などほぼ使いませんよね?
もしかしたら入院中退屈でネットショップで思いっきり散財してしまった。何て人もいるかもしれないけど・・・。
さて私の場合、これまで2回手術を受けていますが、実際に病院に払ったお金はこんな感じです。
1回目・左目白内障手術、2泊3日 支払額、約8万円
利用した公的制度、高額医療費支給制度、有給休暇
2回名・大動脈基部置換術、検査入院を入れて約50泊、支払額、約20万円
利用した公的制度、高額医療支給制度、重度障害者医療費助成制度、傷病手当金支給制度
2回目に関して言えば、私の場合、障害者医療の助成も使っていますが、仮に未使用だとしても+10万円されるだけです。
また、仮に全額自己負担として計算すると新車のレクサスが余裕で買える額になります。それが自己負担20万、更に傷病手当金で約100万円ほどお金が支給される見通し(現在申請中でまだ未納)
日本ってホントにいい国だなぁ。とつくづく実感しましたよ。
さて、医療保険に話を戻しますが、上記の実際にかかったお金を見て使う必要感じますか?
仮にホントに貯金をしていない人でも、何とかなりそうな額じゃないですか?
医療保険に入ったつもりで自分自身でインデックス型の投資信託などに積立などされた方が、よっぽどマシです。
それでも医療保険入りますか?
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