ニュータウンという「まち」の「違和感」や「空虚感」の正体を考える。
ニュータウンは、たしかにこの世に実在している。しかし何故だか、この場所は本当に実在しているのだろうか、とふと街中で感じてしまう時があった。
筆者はニュータウン生まれ、ニュータウン育ちである。ニュータウンという環境はとても便利で、近くにはスーパーやコンビニ、薬局、公園もあり、都心までは電車で1本、生活する上で特に不満も何もなかった。しかしながら、ふとニュータウンの街中を歩いていると、世界が停止してしまっているような雰囲気、何やら現実感が希薄になるような気配を感じ取るようになっ