Bubble の作りやすさとキャリアとしての参入障壁の低さの話
こんにちは!
このツイートがたまたま流れてきたのですが、これって SNS に限らずに言えるよなと感じました。
ということで、そのことについて書いてみます!
ノーコードツールの楽さ
Bubble での開発は早くて楽ですよね。プログラムを書くよりも取り組みやすいので、プログラミングができない人でもシステム開発ができるようになり便利だなと思います。
プログラミングをやっていても同じっちゃ同じなんですが、Bubble の使い方さえ覚えてしまえば、裏側がどうなっているのかを知らなくても動きますよね。
これがプログラミングよりも顕著で、裏側を意識する機会が減るなと思っています。
というのも、例えば処理が遅いからチューニングをしたいと思ってもできることが限られているんですよね。細かい分析はできないですし、どんなクエリが発行されているかもわからないです。
これが良さでもあり悪さでもあるんですが、良さとしては知らなくてもできること、複雑なことは Bubble 側で巻き取ってしまうことで、多くの人が使えるようにしているなという印象です。
悪い面で言うと、使うツールが変わった時に Bubble 用に身につけた知識が他に持って行きにくいこと。DB の知識なんかはどこに行っても使えるスキルですが、そこを深く知る機会がなかったりします。
キャリアとしての参入障壁
プログラムを書くエンジニアと比べると、初心者でもノーコードツールは触りやすい分参入障壁が低いと言えます。
参入障壁が低くても、もちろんニーズがめちゃくちゃあれば問題はないと思います。そう言う意味では、ノーコードのニーズをとても感じている方は、ノーコードに全振りすれば良いのかなと思います。
ただ、それだけニーズがあれば後から参入してくる人は必ず増えます。
これは少し前のエンジニアスクールバブル(呼び方がわからないけど)がそうでしたよね・・・
エンジニアになった人も増えましたし、結局スクールに通ったけどエンジニアになれない人も増えました。
これがさらに参入障壁が低い箇所で発生したら、今度は相当な数のノーコードエンジニアが生まれるだろうなと。その時に自分の仕事がなくならないようにするためにはどうしたら良いのかを考えておく必要がありそうです。
どうすると良いのか
手を動かして Bubble で作れますだけだとキャリアとしてキツくなっていく可能性があるんじゃないかなと思ってます。対策はありきたりですが、、スキルを掛け合わせることが大事なんじゃないかと思ってます。
例えばプログラミングができるのであれば
Bubble やその他の社内ツールなどもまとめて開発できる
Bubble で作るべきなのかコードを書くべきなのか判断ができる
Bubble のシステムとプログラムを書いて作られたプロダクト間での連携ができる
みたいな状態になっていると良いんじゃないかと思ってます。ここで言うプログラミングができるは、ChatGPT を使って GAS が書けます!ってレベルではなくて、1 人でもプロダクトが開発できたり全体的なシステム構成が提案できるイメージです!
他にも
ヒアリングする能力が高い
UI・UX を作る能力が高い
最新のツールがキャッチアップできていて引き出しが多い
とかはニーズがありそうです。ここら辺を持った上で、さらに Bubble を使って開発がすぐにできますと言う状態になっていると良さそうだなと思った話でした!
一応補足
別に Bubble だけをやることが悪いことではないと思うんですが、
参入障壁が低い
1 つのツールに依存する
他の人との違いを出しにくい
と感じています。そんなの気にしないよって人も Bubble 最強!って思っている人もいると思うので、そのような考えがあるんだな程度に思ってください。
まだ Bubble で開発うまくできないよって人は、まずは Bubble をちゃんと使えるようになるのが良いと思います!その過程で徐々に他の軸を見つけて行ったり、自分がもともと持っていたスキルをうまく使えると良いんじゃないかと思います!