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500年前の日本酒復活!!日本清酒発祥の地でできた酒【菩提泉】とは!?

日本酒が好きすぎて、、、
奈良県に日本清酒発祥の地があることを知ったら居ても立っても居られなくなって行ってしまいました!

奈良県の菩提山にある日本清酒発祥地の「正暦寺」。
このお寺で大昔に作られいたお酒が『菩提泉』
甕で仕込み、段仕込みを行わない現在の日本酒のご先祖様にあたる。このお酒造りの手法が酒母という形に進化し、菩提酛として広く知られていく。
時代とともに作られなくなってしまった『菩提泉』を正暦寺ににて2021年復活したり

菩提泉とは?

 日本初の民間の醸造技術書【御酒之日記】正平10年(1355)もしくは長享元年(1487)に書かれたと言われるこの書物の中に菩提山正暦寺の酒造りが描かれている。
 当時の日本酒は一段仕込みで、「酒母造り=酒造り」だったと思われ、発酵して出来上がったものを飲んでいた。その酒は【菩提泉】と呼ばれた。
 この手法は奈良市にある菩提山正暦寺で確立された。正暦寺では鎮守や天部の仏へ献上する酒を、荘園からあがる米を用いて寺院で自家製造していた【僧坊酒という】

近年『奈良県菩提酛による清酒製造研究会』に所属する奈良の蔵元約10軒によって、菩提酛による酒造りが復元されている。研究会では室町時代の
『多開院日記』『御酒之日記』を参考に研究を重ね、正暦寺で共に酒母を仕込み、各自が蔵に持ち帰って、それを酒母(菩提酛)として純米酒を醸造している。

菩提酛とは?

日本最古の酒母 菩提酛

菩提酛
は室町時代に行われていた酒母造りの手法。

 使用する米の1割を炊き、残り9割の米の中に埋めて水を加える。
 3日ほど置くと、炊いた米から溶け出した養分によって乳酸菌が増殖して酸性となり、酵母も増えてぼつぼつ泡が見られるようになるという。
 そこで、全体をざるで通し、生の米は蒸して、あらためて、麹とこの酸っぱい水そやし水(乳酸酸性水)と蒸米を混ぜて仕込む。

出来上がった酒母は菩提研の8蔵がそれぞれ持ち帰り、各蔵の設計で菩提酛純米酒が作られる。
最終的な味わいには蔵ごとの個性出て楽しめる。

菩提酛は乳酸菌が特徴的なので、ヨーグルトの上澄みのような香りが特徴的

【現代の酒母と菩提酛の違い】

菩提酛が現代の日本酒醸造に広く用いられる、酒母(速醸酛、山廃酛、生酛)と明確に違うのは、そやし水(乳酸酸性水)をあらかじめ造り、それを酒母の仕込みに用いる工程が存在する事。
これによって、速やかに酸性条件下で酒母を育成することを可能にした。菩提酛ではこの特徴的な醸造法によって夏期におけるお酒造りを可能としました。


菩提泉の味わいは?

正暦寺に行った際にお坊さんに聞いたら、この菩提泉をのめるところがあると教えて頂いた。それが
奈良駅から徒歩15分のところにある奈良酒専門店【なら泉勇斎】という奈良県酒造組合認定店のお店である。
ここでは奈良酒を買うこともできるし、その場で試飲をすることもできた。
一般的なお酒は一杯約200〜600円ほどで楽しめる。
菩提泉はボトルが16500円なので試飲の価格も一杯1000円と跳ね上がる!!

1000円の額が気にならないほど、飲みたいと思える魅力のあるお酒だった

店員の方もすごくお酒に詳しく、日本酒の数も奈良酒28蔵120種類と品揃え豊富である。

菩提泉を実際に飲んだ感想は、

外見を見た時はレモン汁のように黄色で驚いた

香りもヨーグルトのホエイと柑橘の香り、ほのかに蜜の香りもした。

味わいはグレープフルーツの果実味とヨーグルトを合わせたような、酸味とほのかな甘味、さわやかさが感じられた。

普段、飲み慣れてる日本酒とは全く違う。
かなり酸味があるので好みが分かれる味だと感じました。

限定500本生産 菩提泉 2023
¥ 16,500 (税込)

イマデヤさんのホームページの商品情報はこんな感じでした↓↓↓↓↓

お米は、
正暦寺寺領で栽培された露葉風(つゆはかぜ)100%
仕込み水は正暦寺に湧く岩清水のみ。

バタースコッチにヨーグルトのような香り、蜜っぽさと乳酸の風味

味わいは菩提もとらしい甘酸っぱさがあり、レモンヨーグルトのよう。
強い酸と白コショウのようなスパイシーさがあり、メリハリのある味わいで、甘みがあってもキリッと爽快な飲み心地。

お米はそこまで磨いていないので、ボディに厚みがあり、複雑な味わいに仕上がっている

蔵元
今西酒造、上田酒造、葛城酒造、菊司醸造、北岡本店、倉本酒造、油長酒造

まとめ

菩提泉は奈良県の酒蔵が集まり、奈良県 菩提酛による清酒製造研究会【菩提研】を設立して、長い年月をかけて、復活した500年前のお酒🍶

毎年お寺と共に造り上げる『菩提酛』は会員蔵が分けて持ち帰り、それぞれの蔵で菩提酛純米酒を醸している。

そして

菩提酛純米酒は蔵の技術技法と重ね合わさることで蔵ごとの個性あふれる味わいになる。

日本酒の海外輸出量も増え、海外で盛り上がりのある日本酒
そんな日本酒のご先祖様の味を機会があれば是非飲んでいただきたいです!

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