『電子クラフト』LEDでクラフトするレシピ集!
この記事は私が担当する女子美術大学の『電子クラフト』という授業の資料として書いています。
ただ、ギャル電さんがテレビで紹介したり、LEDを身につけることに興味のある方は広く増えていると思いますので、こんなふうに光るものを作れるんだ!という参考になれば、と公開します。
NeoPixelとは
LEDと一口に言っても色々な種類のものが売られていますが、この記事で扱うLEDはAdafruit(エイダフルート)というメーカーのNeoPixel(ネオピクセル)というLEDです。NeoPixelはAdafruitの登録商標なので、同じ機能でも他社製のものはNeoPixelと呼びません。NeoPixelはただ電気を流せば光るLEDではなく、シリアル通信という通信をおこなうLEDです。「何番目のLEDは何色に光ってくださいね!」という信号を送って光らせます。プログラミングをすれば光り方を自在に操ることができます。
Adafruitとは
LadyAdaと呼ばれているLimor Friedが創業したオープンソースハードウェアのメーカーです。さまざまなキットやモジュールを開発していて、初心者でも扱いやすいボードやセンサーなどを販売しています。
LadyAdaの紹介動画では、「ものを作ってオンラインで公開すると、未来のエンジニアをインスパイアすることができる」と言っていますが、私も影響を受けたうちの一人です。
Adafruit製品を日本で買うには
NeoPixelなどのAdafruit製品は日本でも買うことができます。以下のサイトや店舗で購入可能です。
Adafruit Learnページ
上の動画でも言っているように、Adafruitは製品にまつわるすべての回路やプログラムを公開しています。それだけでなく、LearnページにはAdafruit製品を使ってつくった色々なアイデアレシピが公開されています。
レシピには買い物リスト、作業手順、実態配線図、必要なライブラリ、プログラムが全て書かれているので、その通りに作業すると同じものが出来上がります!実際アメリカと日本では手に入る部品が違いますのでまったく同じは難しいかもしれませんが、アレンジを楽しみましょう。
この記事では、Learnページにあるレシピから、初心者でも真似しやすいものを厳選して紹介していきます。
レシピの読み方
一つ目は読み方も合わせて紹介します。別ウィンドウで下のページを開きながら読んでください。
これはNeoPixelを使ったティアラのレシピです。
レシピはこの5ページからできています。
Overview
これは全てのレシピで共通しています。完成写真や動画などを見ることができます。
For this project you will need: というところがお買い物リストです。
このティアラではGEMMAというマイコンボードを使うので、その下準備なども書いてあります。料理で言うと下ごしらえですね。
その下にBuild it!ボタンがあって、押すと2ページ目に飛べます。Build it!
Build it!は工作のページ。配線図と工作の方法が書いてあります。
はんだづけの方法は写真よりも動画のほうがわかりやすかったので、Overviewの最初の動画を見るとよいでしょう。Arduino Code
Arduinoというマイコンボードのプログラムです。Neo Pixelのライブラリのダウンロードページリンクがついています。GEMMAはAdafruit製のマイコンボードでArduino IDEという開発環境でプログラムを書き込むことができます。
Arduino IDEをインストールしていない人はインストールして、このライブラリもインストールしましょう。ライブラリのインストール方法もLearnページにあります。
準備がととのったら、プログラムはCopy Codeボタンを押せば即コピペできちゃいます!書き込み方法も書いてあります。
CircuitPython Code
こちらはCircuitPythonのプログラムページですが、Arduinoで書き込む場合は読む必要はありません。別の方法でも書き込めるんだ、くらいに思ってもらえればOKです!Wear it!
ボタン電池かリチウムイオン電池をつなげて完成です!このページは写真だけなので、レシピは実質3ページですね。
こんなふうにそれぞれの手順をめくって読むことができますが、一覧で見たいよ〜という方は左にあるSingle pageというリンクをクリックすると一ページでスクロールして全手順を読むことができます!ちなみに私はSingle page派です。
さあ、これで読み方がわかったと思いますので、下に初心者向けLEDクラフトのレシピをたくさん貼っていきます〜
LEDでクラフトするレシピ
LEDやマイコンボードを縫い付けて使うレシピ
センサーを使ったちょっと高度なレシピ
紹介したものはすべてArduino IDEを使ってプログラミングできる作例です。
他にももっとたくさんのレシピがありますので、
https://learn.adafruit.com/
で好きなワードで検索をしてみてください!
きっとインスパイアされるアイデアばかりです。