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雨の護国寺散策

 所用で護国寺駅に降り立った。少し時間があったので、目の前にある護国寺にふらりと立ち寄った。
 江戸幕府五代将軍徳川綱吉公が、生母桂昌院のために建てた寺である。
 大通りに面したところにいきなり門がある。


両脇に見えるのは?

 金剛力士像だ!

阿形像


吽形像

 まさかここで仁王像に出会うとは、思わなかった。

 「仁王門」をくぐると、都会の喧騒いずこへ。空気が一瞬にして変わる。


次に見えるのは、不老門

 「不老門」手前に水屋が二つあり、この中に銅製の蓮葉形手洗い水盤がある。これは、桂昌院が寄進したものという。


かわいい形!
本当に蓮の葉のよう。

 ここで手を清め、「不老門」をくぐるのである。


この額面は、16代当主徳川家達氏の筆によるものという。

 「不老門」をくぐると、いよいよ本堂が見えてきた。


まるで昔話の笠地蔵みたい。


本堂正面


本堂横から。江戸時代を彷彿とさせる。

 あいにくの雨ではあったが、様々な汚れ、穢れのようなものを洗い流してくれるかのように感じられるのも、境内にいるからこそ。


雨で緑もさらに鮮やかに…


カシワバアジサイも元気に咲き誇る。

 この他にも、本堂に向かうまでに

鐘楼あり


多宝塔あり


大仏(盧舎那仏)様までいらせられる!

 ちょっと立ち寄るつもりが、かなりゆっくりしてしまった。
 それでもまだ護国寺の全てを見たわけではない。後ろ髪を引かれる思いで、駅の方へ向かった。


江戸時代から現代へ戻る。

 護国寺がこんなにも見所満載とは知らなかった。近日中に再訪し、今回見て回れなかった所を訪ねるつもりである。

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