雨の護国寺散策
所用で護国寺駅に降り立った。少し時間があったので、目の前にある護国寺にふらりと立ち寄った。
江戸幕府五代将軍徳川綱吉公が、生母桂昌院のために建てた寺である。
大通りに面したところにいきなり門がある。
金剛力士像だ!
まさかここで仁王像に出会うとは、思わなかった。
「仁王門」をくぐると、都会の喧騒いずこへ。空気が一瞬にして変わる。
「不老門」手前に水屋が二つあり、この中に銅製の蓮葉形手洗い水盤がある。これは、桂昌院が寄進したものという。
ここで手を清め、「不老門」をくぐるのである。
「不老門」をくぐると、いよいよ本堂が見えてきた。
あいにくの雨ではあったが、様々な汚れ、穢れのようなものを洗い流してくれるかのように感じられるのも、境内にいるからこそ。
この他にも、本堂に向かうまでに
ちょっと立ち寄るつもりが、かなりゆっくりしてしまった。
それでもまだ護国寺の全てを見たわけではない。後ろ髪を引かれる思いで、駅の方へ向かった。
護国寺がこんなにも見所満載とは知らなかった。近日中に再訪し、今回見て回れなかった所を訪ねるつもりである。