最初のうつ病は一番苦しいと思った件
こんにちは。
私がどうしてうつ病になったのか。きっかけですが事の発端は「人間関係」ですね。
私が朝の光が
「キレイ」「爽やか」「気持ちいい」
だとか感じなくなったのは、今から約30年前の中2の頃からです。
それまでは心から何にでも喜び、楽しむことが出来る子供でした。
その感情が思春期になった頃から、心から感情が湧かなくなってしまったのです。
幼い頃からずっと親しくしていた友人が、まさか私のことを、煩わしく思っていたなんて、という出来事があったのです。
私の陰口を何人かと話している場面を、私は聞いてしまったのです。私が聞いている所を見た友人は、戸惑った様子もなかったのです。
せめて聞かれて驚くくらいの表情はしてほしかったと思いました。
何事もなく私から離れていく後ろ姿を見てから、ほとんど話すことはなくなりました。
私のショック相当のものでした。
その当時の私は、自分が思ったことをはっきり言える性格ではなかったので、話し合う勇気さえもありません。
それからは1人になることが多くなり、孤独になりました。
私に話しかけてきてくれる子もいたはずですが、この時からもう誰の言葉も全く響かなくなってしまったのです。
「誰も信じられない」
人間不信に陥りました。
本当は沢山話したいことがあるのに、話せない。簡単に人を信用してはいけないという気持ちからか「顔の筋肉が硬直してうまくしゃべれない」症状が20歳まで続きました。
これが「前兆」だったように思います。
調子の良い時に話せば、普通に話せるのですが、調子が悪いときの方が多くそんな時に限って、不思議と誰かと話す状況になってしまうのです。
「この症状どうにかして欲しい」
「うまくしゃべれない。」
「誰か助けて」
と家でさえも症状が出ていたのですが、緊張は外に出てからの方が多かったので、緊張や恐怖から来るものだったと自分でも自覚しています。
母にも話しましたが、その時の母は気づきませんでした。
居心地の良い家ではあまり症状がなかったせいもあるでしょう。
その時は自分でも治りたい気持ちはありましたが、この症状は治るものなんだろうか?これは一体なんなのだろうか?という疑問ばかりでした。
私が高校生くらいの時「うつ病」は、今ほど知られていなかったので、行くということすら考えることはありませんでした。
私が大人になってから聞いたのですが、中学の頃はバス通学で、私といつも一緒にバス停まで行く子が2人(1人は友人でした)いました。
私が準備が少し遅くなったので、先に行くようにしてもらい、先にその子達を行かせた後、少ししてから私が家から出ようとした時、靴がなかったことがあったそうです。
どうやら私の家のどこかに隠したらしいです。
私の記憶から抹消したかったことで、まったく覚えていないのかもしれないし、私が単に覚えてないだけなのかもしれません(+o+)
うつ病発症
20歳の時、自分の地元からは離れたかった私は、いつも逃げるように県外へ就職していました。
昔から県外に行くことの憧れはあったのもありましたが、それは小学校までの話でいつのまにか、逃げる手段で県外へ。
成人式も誰とも会いたくないし、何の楽しみすら感じなかったので、連絡は来ましたが行きませんでした。
こんなこもった状態でなければ行っていたのかもしれません。
本当は誰かと繋がいりたいのですから...
20歳の誕生日も就職先の三重県で迎えました。特になにもせず寂しかったですが、1人で居る方が楽でした。
当時は工場で働いており、最初は何人かでする作業だったのですが、途中から機械を1人で操作する仕事に移動になり、一日中1人です。
毎日暇で気が狂いそうになっていたので、私の部署は機械音でうるさくて誰にも聞こえないので、大好きな歌を歌って気を紛らわしていました(@_@)
たまに私の部署を職員が通るくらいなのですが、突然私に男の人が話しかけてきました。
「今度どっか遊びに行こうよ。」
最初に話しかけられたときに思ったのは
「なんか軽そうだなぁ」
という印象をうけましたが、その誘いあって二人で出かけることになりました。
家族以外信じられることがなかった私が、男の人と出かけることすら考えもしませんでしたが、正直ただ怖いという思いしかなかったように思います。
いろいろドライブしたりした記憶がありますが、途中で自分自身が「自分じゃなくなっていく」ような感覚に襲われたのです。
おそらく、その日のうちにうつ病が突然発症しだしたのです。
思考力の低下や集中力の低下、倦怠感など自分でも感じていましたが、判断力すらも鈍っていたので、そのままその日のうちに何となく、初めて体の関係を持ってしまったのです。
男の人に身体を求められると、拒めなくなっていました。されるがままでした。
そして人が信じられないのに、関係を持ってしまったという罪悪感。
当時は寮に入っていたので、寮まで送ってもらい部屋に戻った瞬間、突然脱力感とひどい倦怠感などに襲われ、着替えもせず部屋の同じ位置から動けなくなってしまったのです。
動けなくなったまま、さっきの男と関係を持ったことへの罪悪感が更にひどくなり、そのことばかり頭がよぎるのです。
「私はただ遊ばれたんじゃないか」
「別にしたくてしたわけじゃない」
「ぜんぜん気持ちよくなかった」
の不安がのしかかり、そのうち相手からどう思われているのか、不安でたまらなくなりました。
その男も男子寮に入っていて、内線で各部屋に電話がついていたので、すぐに私に電話をくれました。
「ちゃんと家に着いた?」
ともう二度と連絡が来ないはずの、その人から電話がかかって来た時は安心感でホッした反面、それでも疑っている自分がいたのです。
もう自分がおかしくなっている事に気がついていたので自分のことを話しました。
「私頭おかしくなってしまったような気がする」
その人はこう答えました。
「何もおかしいところなんてないよ。今日も普通にしてたし、大丈夫だよ。」
という答えが帰ってきました。
私はそれでも自分が普通の状態じゃないことが解っていたので、認めることはできませんでした。
精神状態がままならないまま、その人は交際することになったのですが、何をしても楽しめないのです。
それは彼が嫌だからとか、そういう事ではないのです。
症状なのです。このときは気づきもしなかったのですが...。
この訳の分からない症状の私との付き合いが長い度、当時の彼は私は「大人しい」性格だと思っていたでしょう。
無理もありません。もしかしたら彼は大人しい私を好きだったのかもしれません。
私は決して大人しい訳でもなく、普段はもっとガツガツ物を言うタイプなのですが、彼にその姿を見せられない、自分の意見すらも言えなくなってしまった自分が苦しくて仕方かなったのです。
身体ももう限界になり、実家に戻ることにしました。彼には必ず元気になってから、また会いに行くからという約束で。
実家に帰ってからも電話は欠かさずくれましたし、手紙も書いてくれました。
やっと、少しずつ人を信じることができるようになったのはそのころからだったと思います。
実家に帰る
駅には父と母、弟が迎えに来ていて見たことがない車に乗りました。
いつもなら気づくはずなのに、父が新しい車に買い換えたことすらも、まったく気も回りませんでした。
弟曰く、あの頃の私をみると奇妙だったと話します。新しい車見て驚くかと思ったら、全く動じなかったことに、ビックリしたと当時のことを振り返り、そう言います。
まじめにヤバかったので....(°°)
普段は弟とも妹ともよく喋ってたので、よっぽど不気味だったのでしょう(笑)
なんとも説明がしづらいですが、苦しいのはもちろんですが、苦しい飛び越えてますから。
あの感覚はわすれられません。天国から地獄へ突き落とされた瞬間でした。
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?