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InnoLaboNIIGATA事務局の取材日記〜ここから創る新潟の未来〜
ベンチャー企業×地域企業 事業共創プログラム【InnoLaboNIIGATA】では、新しい技術やビジネスアイディアを持つベンチャー企業と
長年地域を支えてきた県内の中核企業のオープンイノベーションを推進するための事業を行っています。
今回は本事業に参加している県内企業にインタビューを実施した様子をお届けします。新潟の企業とのリレーションづくりに興味のあるスタートアップのみなさま、ぜひご覧ください。
1. 「佐渡と島外の架け橋に」 固定概念にとらわれない発想で地域を盛り上げたい。
世界遺産登録目前で盛り上がりを見せる佐渡の企業といえば【佐渡汽船株式会社】です。「佐渡汽船だけではなく、佐渡島という観点を念頭に置いてスタートアップと共創していきたい」と語る平野さん。
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カーフェリー・ジェットフォイルの運航は佐渡汽船を象徴する事業ですが、印象的だったのは「スタートアップからの提案はフェリーにこだわらなくてもいい」という言葉。「佐渡と島外をつなぐ、それを実現することが地域を盛り上げることにつながる」という考えからは、佐渡汽船の目指す事業の本質を知ることができました。
詳しいインタビュー内容はこちらから👇
2. 「よりローカルに、もっとグローバルに!」 米どころ新潟とともに次なるステージへ。
6月某日、長岡市に本社を置く【岩塚製菓株式会社】のBEIKA Labへ行ってきました。「良い原材料、それを最大限に活かす技、そしてお客様の心を知って、それに応えていく【米・技・心】が当社のものづくりに対する考え方です」と熱く語ってくれた浅川さん。
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2021年、世界に向けて米菓の発信を行っていきたいとBEIKA Labが完成しました。また、長岡市が進めるバイオエコノミーコンソーシアムに参加し、産学連携で製造過程での廃棄物や排出物の利活用についても研究しています。「雪の利活用もできないかな」と豪雪地帯ならではの切実な思いも。
地域とともに歩んできた歴史と新しいことに挑戦する勢いを感じることができました。詳しいインタビュー内容はこちらから👇
3. 「常に時代をリードするために」 ネットワークを活かした新しい挑戦。
「てとてとTeNY」でお馴染み、日本テレビ系列の【株式会社テレビ新潟放送網】では、すでにスタートアップとのオープンイノベーションに取り組んでいるお話を聞くことができました。
「スタートアップの方のビジネスへの熱い想いやバイタリティからは毎回学ぶことが多い」と語る山﨑さん。地方ではまだ馴染みの薄いNFTについても、テレビ局の強みである「発信力」と「ネットワーク」を活かして裾野を広げていきたいとWeb3の事業展開も積極的に行っています。
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今回のお話を通して、テレビ局が社会の出来事を取材する立場から、地域を巻き込んでムーブメントを起こしていく立場へ変革している様子を感じられました。山﨑さんの「相手をリスペクトする姿勢」がスタートアップとの事業共創を推進しているのかもしれません。
詳しいインタビュー内容はこちらから👇
4. 共通する「思い描く新潟の未来」
今回のインタビューでは「どんな新潟の未来を思い描いていますか」という共通の質問をしました。みなさん少し照れながらも口を揃えて、
「子どもたちや若者にとって、新潟が暮らす・働く選択肢のひとつになってほしい」
とおっしゃっていました。これは私がエスイノベーションに入社して1番実現したいことだったので、同じ思いを持っている方達と一緒にお仕事ができていることを純粋に嬉しく思いました。
地域パートナー企業のみなさんから背中を押され、スタートアップのみなさんからはエネルギーをもらいながら、「新潟の未来」を形にしたいと思います。