それミニマリストじゃない、と思う。
「ミニマリスト」の意味を改めて調べることにしました。
これもすべて、夫が「自分はミニマリストだから」で何でも済ませようとするからです。
前回の『女ふたり、暮らしています。』の感想を書いたnoteにもちょこっと書いたのですが、
たしかに夫の家は物が少ないです。初めて今の家に遊びに来たときも、その持ち物の少なさには驚きました。
でも、一緒に生活しながらよくよく見ていくと、夫はミニマリストなのではなく、自分が必要だと考えている物の基準が少ないだけの人のような気がしてきました。
夫の生活用品は、私の基準からすると物の個数が必要な基準を満たしていないわけです。
いちばんわかりやすかったのはタオル。
夫はバスタオルもフェイスタオルも同じタオルを使いまわしていて、手を洗ったときに拭くのも同じタオル……。で、問題なのはそのタオルが2枚しかなかったのです! (5泊6日で私が遊びに行ったときには私のために1枚用意してくれていました。)
正直、私としてはタオルを全部用途別に分けたいと思ったし、洗濯の洗い替えを考えても少なすぎるだろうと。
たしかに住んでみてわかったのは、一晩で乾くんです。浴室のドアノブに引っかけておいても翌朝にはカラッカラになってはいます。
でも、だからってそれでいいとは思えませんでした。洗っていないからタオルにカビも生えやすくて、そのせいで夫のタオルを1枚捨てたら、ほんとにタオルが回らなくなったんです。当然ですよね、残りは1枚しかないんですから。
そのときのタオルの話に少し触れているnoteがこちら。
それでも買い足してきたのは2枚だけ。本人が必要だと考えている枚数が圧倒的に生活に足りていない。
ミニマリストでも必要最低限は持っているというのに、必要最低限も持たない人のことって、いったい何て言うんでしょう。
夫はべつにケチってわけでもありません。
本当にその物の必要性にただただ気がついていない感じなんです。
自分はこれで足りている、これでじゅうぶん、物が多すぎるのはイヤ、みたいな。もしかしたら物をすべて把握できなくなる感覚がいやなのかもしれません。
鐵原に来てから、あんなに物持ちだった私でも、荷物をあまり増やしたくはないなと考えるようになりました。
やはり、ここで一生暮らすわけではないので、引っ越すときのことなどを考えてしまいます。夫は転勤が多いので物を増やさない考えに至ったそう。
それは納得できます。
けれども、生活に必要最低限の物は揃えて、できるだけ快適に過ごしたい。
なので私は夫に、なぜこれがこれだけの数必要なのかをプレゼンしながら日々暮らしています。