家から歩いて15分圏内で買い物
じつは昨日、初めて歩いて近所の買い物に行ってきました。
基本的には夫の休日に大型スーパーへ車で連れて行ってもらい、数日分をまとめ買いしているのですが、必要な材料がなくなり急遽歩いて行けるところにある超ローカルな小売店、その名も「鐵原流通」へ行くことにしました。
ついでにその近くにあるBrot Queen's BAKERYというパン屋さんにも行ってみることに。
昨日は2日ぶりに寒波注意報が発令されたので、日中でも寒いだろうと覚悟して、ロングペディン(日本でいうロングダウン)を着てフードを被り、手袋をつけ、足元はUGGのブーツという完全装備で出かけました。
結果、寒いものは寒い!
澄み渡る雲ひとつない青空、ただただ冷たい空気が頬を突き刺します。
歩道には1週間ほど前に降った雪がまだかなり残っていて、それらが凍っていました。平日の真っ昼間、出歩いている人はほとんどいません。
見かけたのは、コンビニの前でタバコを吸うおじさん、道に停めた車から食堂の仕入れをしているおじさんくらい。
まずはパン屋さんから。おいしいと評判の塩バターパンとクロワッサンが目当てでした。しかしクロワッサンはまだ焼きあがっていなかったのか棚に並んでおらず。目的の塩バターパンをふたつと、チーズのかかったパン、そしてクッキーの詰め合わせを買いました。
少しお値段はしたけれど、パンもクッキーもおいしくてびっくり!
チーズのかかったパンは、中にハム、バジル、ミニトマト、さらにクリームチーズが入っていて満足度が高かったです。
ここのパンは鐵原で暮らす楽しみのひとつになりそうで、うれしくなりました。
さて、最大の目的であるスーパー、鐵原流通に向かいます。
まずすべて手動の入口の、どこが開いているのかがわからず混乱。入口(と思われるところ)付近に、どこもかしこも商品が高く積み上げられているんです。ここかな、と予測したドアが開いたのでほっと胸をなで下ろして入店しました。
店内に入ると、迷彩柄の軍服姿の男性ふたりがレジのお姉さんと何やらお話中。どうやら彼らのお目当ての商品が数日後に入荷とのこと。また来ますと軍人さんたちがお店から出ていくと、店内は私とレジのお姉さんだけに。マイペースな私はのんびりゆっくりお買い物。調味料やダシ系はひと通り揃っていましたが、ソーセージやハムなどの加工食品はあまり置いていませんでした。肉や魚もほとんどなく、急に必要になった野菜くらいなら買いに来て大丈夫そう。ひとまず今回の買い物にはじゅうぶんでした。
レジに行くとお姉さんから「買い忘れたものはないですか?」と声掛けが。
このとき「はい」と答えたのですが、帰宅してから玉ねぎの買い忘れに気づきました。もはや買い物あるあるですよね。
カードで会計を済ませるとレジでおきまりの「袋はありますか?」と聞かれ、「あります~」と袋を見せました。すると、「袋に入れてあげるから、手袋つけて! 手袋しないと手がこごえちゃうから」と言って、どんどん詰めていくお姉さん。大きな長ネギも二つ折りにしてくれて、驚きながら私がもたもたと手袋をつけおわると、袋の持ち手部分をピンと張って私に持たせてくれました。
久しぶりのこういうやり取りに、心があたたかくなりました。
しかし一歩店の外に出ると容赦のない極寒……。
フードを被らないまま数メートル歩いたものの、すぐにフードを被りました。耳が痛くて痛くて、私には無理でした。
バス通りをひたすらまっすぐなので、行きと同様、迷わず帰宅。
帰り道ではトラ柄のでっぷりしたねこちゃんや白くて小さいわんこにも遭遇。
みんな寒いなか、元気に生きています。
昨晩は、パン屋さんも鐵原流通もいいところだったことを帰宅した夫にマシンガントークで報告しました。