見出し画像

外国人登録証の申請とクリスマスイブ

韓国にビザを取って入国したらできるかぎり早めにする手続き、
それが「外国人登録証の申請」です。

少し説明になってしまいますが、90日以上滞在予定の方は滞在から3か月以内にこの外国人登録証を申請、発行までする必要があります。
申請するにも訪問日時を予約するようになっていますし、申請してから発行まで2~3週間ほどはかかるので、早めに進めて悪いことはありません。
留学で行っている場合は、語学堂だとまとめて学校の方で受付してくれることもあるので、よくよく説明を聞いておきましょう。私は留学時に大きな勘違いをしていてギリギリに大慌てで申請するはめになりました。
初回申請は予約なしでも受付可というところもあるようですが、待ち時間が読めないので予約したほうがいいと思います。
また、外国人登録証の発行前に国外に出てしまう(たとえば日本へ帰省など)と、せっかくビザを取得してきたのにビザが無効になってしまいます。

私は2月下旬に日本に一時帰国することが決まっていたので、韓国に着いたその日にHi Koreaのホームページから申請の日時を選んで予約しました。

ソウルに留学していたときは管轄の出入国管理局も近かったのですが、
江原道鐵原郡の管轄は京畿道楊州(ヤンジュ)市の出入国管理局。
家から車で片道1時間半。遠い。(泣)
夫が休みを取って一緒に来てくれたので車で直接行けましたが、ひとりだったら市外バスに乗ってそこからバスを乗り継がないとだめだったかもしれないと考えると、夫には本当に感謝です。
途中、漣川(ヨンチョン)郡にある新兵訓練所の前を通ったので、ここに防弾少年団のJINがいたんだなぁと、思いを馳せたり馳せなかったり。
楊州市に入ると電車が走っているのが見えて、都会だぁ……とうらやましくなりました。つい10日ほど前までは日本で電車生活だったので。


到着したら申請用の書類を書いて順番を待ちました。

私が行った時間、待っている人の中に私以外の日本人はいないようでした。
東南アジアや中東、アフリカ系のかたが多かったです。
鐵原のスーパーでもよく見かけるなと思って夫に聞いてみると、農業従事のために来ている人が多いのだとか。なるほど。

私は今回外国人登録証の発行と同時に、ビザの延長手続きもしてもらいました。ビザの満了が90日だったので延長が必要だったのです。
こちらから何も言わなくても、受付のお姉さんが気づいて同時に手続きの案内をしてくれました。
用意していなかった書類(韓国人配偶者の婚姻関係証明書/詳細、韓国人配偶者の住民登録謄本)と私のパスポートのコピーを隣の住民センターでとってくるように言われ建物を行ったり来たり。あとは収入印紙を買ったり、外国人登録証の費用をATMで入金したりして、なんやかんや1時間くらいはかかりました。
最後に早期適応プログラムを受けるとビザの期間が延長されるから受けたほうがいいですよ、との説明を受けて終了。
そしてまた1時間半かけて鐵原へ。


長い1日の終わり、クリスマスイブだったので小さなケーキとワインでささやかなパーティーをしました。
一緒に暮らして初めてのクリスマス。
特別なことは何もないけれど、こうして夫と一緒にいることが普通である日々を、日本で婚姻届けを出してから2年半、韓国で婚姻届けを出してから1年ちょっと、ずっと待っていました。
ふだんはお酒を飲まない夫も笑顔でワインを飲んでいたので、私と同じ気持ちだったのかもしれません。


いいなと思ったら応援しよう!

かすみん
もしいいなと思っていただけたら応援してくださるとうれしいです。いただいたチップは書籍と文具購入にあて、よりよい文章をお届けするための力にさせていただきます。