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ちょっとだけ早起きした休日は、ふわわなフレンチトーストを

心に余裕がないとき、忙しいときに作る料理って、食べるのに問題はないけれど「美味しい!」って思うものにはならない。

特にわたしが失敗しやすいのがフレンチトーストだ。

たまごと砂糖と牛乳を食パンに浸してバターで焼くだけの料理なのに、心がすこしでも乱れていたり、急いでいるときに作ると、100%美味しくないものができる。

卵液がパンに染み込んでいなかったり、中まで火が通らずベチャベチャの割にパンの表面は焦げこげだったりする。

今朝、次男のぴっちが珍しく5時に起きて、コーヒーを飲んでいたわたしに「フレンチトーストが食べたいなあ」と話しかけてきた。

以前、うちの母が朝食で作ったそうなのだが「フレンチトースト好きじゃないねん」とぽそっとこぼしていたらしい。

そんな彼が何の気持ちの変化か「食べたい」と思ったのだ。

美味しいフレンチトーストを作ってみようじゃないか!

5枚切りの食パン2枚に対して、たまご2個、牛乳250cc、砂糖小さじ大盛り3杯(適当)の卵液を作って、何度かひっくり返しながら1時間ほど浸す。

食パンに塗るマーガリンをケチらず、ジュー!って言わないぐらいの弱火で溶かし、パンを優しくフライパンの中にそっと乗せたら蓋をして、じっくりじわじわと火を通す。

片面15分ぐらい焼いたら、焼き色を確認、いい感じに焦げ目がついていたらひっくり返して蓋をし、また5分ぐらいで焼き色をつけたら完成。

バターと甘い香りがしあわせな気持ちを運んでくれる。
ふんわりふっくらふくらんで、プリンのようなフレンチトーストの完成だ。

ふっくらふわふわフレンチトースト

時間をかけて丁寧に作った朝食は、子どもたちに大好評。
「ママ、おいしい!また作ってな!」と言ってくれた。



わたしはいつも、調味料をだいたいの目分量で加えて、食材も適当に切って作っているから、バタバタしていると工程が雑になって仕上がりに影響が出てしまう。

最近は、タイムパフォーマンスが良い調理本が流行っているとテレビで紹介されていて、忙しい現代社会では簡単で時短で安い、そして美味しい料理が求められる。

わたしもワンオペ育児で、なるべくキッチンに立つ時間を減らしたいと思うのだが、料理は時間をかけるほど美味しくなるよなあと感じる。

時間と心に余裕がある日は、スマホばかり見るのはやめて、じっくり丁寧に料理を作ってみようと思った祝日の朝でした。


ケンタッキーのシロップっておいしいよね

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