【大地のヒト】
先日、大阪の超ローカルな街にあるギャラリーで開催された近藤康平さんの個展にお邪魔した。
写真ではなくどうしてもナマの色彩が見たくて念願かなっての訪問。
初めましての康平さんと楽しい旅のお話に花が咲いた。かなりおしゃべりし過ぎてしまってきっと迷惑だったに違いない。
少年のようなキラキラした瞳で聴いてくださる康平さんは大地のような方だなぁと思った。
それは生まれ持ったひととなり、家庭環境、たくさんの出会いそれら全てがそう感じさせるのかもしれない。
康平さんの作品は孤高のようなのに1ミリも寂しさを感じない。きっとそれは彼が大地のヒトだからだと思う。ライブペインティングで描きだされる作品の数々は、きっと心地よい音楽が康平さんと言う大地に軽やかで爽やかな風のようにさわわさわわと吹き渡りのびのびした中で生まれてくるのではないかなぁ。
わたしも恥ずかしながらちょこちょこ落書きはするものの、いまだに画風が定まらす悶々としていて、そもそも読書好きで言葉遊びが好きなので生涯たった一冊の絵本を描きたいがために絵心もないくせにもがいている。要は根が野生児だから落ち着かないのだ。
いつかわたしも大地のヒトになれるだろうか。
まぁ野生児は野生児なりに日々慎ましくのびのびその日暮らしの旅を続けよう。そしてまたふらっと旅に出る日が来るのならそこに答えがあるのかもしれない。
#近藤康平
#CestcoolShopGallery