思えば遠くにオブスクラ上・下

はじめての世界 
新しいものに日々触れることでほんの少しずつ変わっていって苦手が受け入れられるものに変化していく主人公たち 

きっと軽やかに生きるってそういうことで、日々新しいものに触れて悩んで苦しんで一歩ずつ進んでいくことでしかないんだろうな 

今の世の中移住はもちろん海外旅行ですら憚られる そんな世界だからこそ触れると心のドアが開かれて、いつか行きたい国に行った気持ちにほんの少しだけなる 

家具を引越しに合わせて譲って行ったりする文化がほんの少し京都の大学時代を思わせる 
誰かにとって思い入れのある家具を次の人に渡して使っていく感じ もので思いが引き継がれていく 

それぞれのもつ環世界は当然不完全だけれど何かを通すことで互いの不完全な世界をみて感じて付き合っていけるのかもしれない

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