美腸について考える①
腸を考える上で、一番わかりやすいワード
それって便秘かどうかってこと。
でもでも、そもそも便秘ってどういうこと?
本来体外へ排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態
を指すと定義づけられています。
これって、一日1回出ればいいとか、そういうことではないのですね。
十分量・・・そして快適・・・・・
それが、その人その人によって違う!
私たちの食事って家庭中心
しかも核家族化してきて、コンビニや中食が多くなってきている中では
家族から教わるというよりも
企業の提示しているものを実は食べているんですよね
だから、何が大事かという食事の大事さがずれてきている
自分の体を中心に考えているわけではない
腸を研究するある医科大学での患者さん300人の生前の病歴を見たときに
便秘していると認めていたのは15人、後の285人は便通は普通と答えていた
ところが解剖の結果、便秘だったのは283人、便秘ではなかったのは残りの17人
日に排便が5,6回と書かれているものもあったが、腸壁に宿便がびっしりこびりついていた(*注)
つまり、自分が便秘しているかどうかもわかっていないということです!
これは、人ごとではなくて・・・・私がそうでした!
この腸に興味を持ったのは、私の場合、家族や他の方の調子の悪さを改善できるのでは・・・というのが発端でした。
ところが!
自分自身の腸も実は固く、基本毎日1回の排便があるから問題ないとずっと思い込んでいました。自分の腸を改善する必要があるなんて思ってなかったし、その後もすぐには改善しようとしなかった。(意識薄すぎ・・・・)
自分の問題なんだって気づくまで、非常に時間がかかりました。
便秘だ〜って自覚があり、改善しようと意欲のある人は、もう自分からよくしようと意識ができるから、実は改善が早いのです。
私のように「自分の腸は大丈夫!」みたいな激しい思い込みのある人こそ、行動に移しにくいから危ない笑!!!!
今までの生活習慣、食習慣・・・・それを変えなければ変わらないし
何より、まずはこの腸壁にこびりついた老廃物、これを落としていくこと、老廃物となってしまうものをこれ以上まずは入れないこと
これが大事になります。
ただ、どんな状態がいい状態で、それが崩れることによって、どんな不調が起こるのか
それがわかると、やっと自分がもっと健康でいていいんだってことに気づける。
そして、それを家族に周りに教えてあげられる人が増えたら
これからの高齢化がますます加速する日本において、大きな前進になるはずです。
*注 出典『汚れた腸が病気をつくる』 バーナード・ジェンセン著
(ダイナミックセラーズ出版)