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愛すべき琵琶湖博物館レポ

琵琶湖博物館に感動したからそのレポート!

最後に行ったのは10年以上前で、いい博物館だった印象があって再訪したかった。
結論としてはめちゃめちゃよくて、昼過ぎに行くようじゃ全然時間が足りなかった。

到着してまずは閉館時間が早いというので、併設の水の森から訪れた。冬なので花はなかなか閑散としていたけれどスイレンの温室は別世界だった。冬でも温かく、実ったカカオや南国を思わせるハイビスカスが咲いていた。

ぽてっと実ったカカオ
咲き誇るハイビスカス
考えたこともなかったハスとスイレンの違い

目玉の熱帯性のスイレンが綺麗だった。

大砲みたいなレンズを備えたカメラを構える人がたくさんで、キットレンズしか持っていない自分は居心地が悪かった。

liitアプリを使えばこんなかっこいいフレームが!

富士フイルムのキットレンズは普通のキットレンズとは違うのだよ!と言い聞かせて正気を保っていたけれど。

水の森を後にして博物館へ入館した。

水族展示室から見ていく。

シャッター音が鳴り響く写真スポット

水族展示室1は巨大なトンネルが迎えてくれた。
水族展示室2は琵琶湖のヌシことビワコオオナマズが目玉だけど、入ってすぐのマミズクラゲに目を奪われた。

淡水に棲息する。ミズクラゲとはかなり遠いらしい

このクラゲをずっと見ていられる。そしてスタッフの方の親身な説明がとても楽しかった。
淡水だけど自宅で飼うには難易度が高いこと。
琵琶湖ではなく大阪湾で採れたこと。
携わった人の仕事として想像しながら聞いて、苦労も大きいだろうけど、いいなと思った。

マイクロバーの様子
モニターに投影される顕微鏡越しの世界

マミズクラゲが展示されていたのはMicro Barと名付けられたバーカウンターみたいなエリア。スタッフはさながらバーテンのように、色々教えてくれる。プランクトンが捕食されるところも顕微鏡越しライブビューで映されて、ずっと見ていられる。生物のリアルタイムの生き様が見れるのが面白くて、新鮮で、自宅にも欲しいなと思った。

先へ進むと古代湖の紹介がある。

湖は干上がってしまうこともあるので何百年と歴史を刻めないことも多々あるらしい。しかし、何千年何万年と歴史を持った湖には、そこにしかない独自の種の進化があって、固有種が存在する。それらは古代湖と呼ばれ、琵琶湖もその一つ。

別の展示室だけど説明として挟み込む
バイカル湖がどこにあるかも知らなかったけれど

バイカル湖からは固有種バイカルアザラシが目玉として展示されていた。大きくクルンとした瞳が特徴的で唯一淡水に棲息するアザラシ。
昔は海水面が高くて、海から川を上って行ってバイカル湖にたどり着いたらしい。
写真は撮り忘れた…

微生物や古代湖のコーナーを過ぎると、水辺の生き物がたくさん展示されていた。思わずを写真を撮らずにはいられなかったカエル。

「口寄せの術」って言わずにはいられない親分っぽさ

ヤマトサンショウウオもいた。京都水族館にもいて鴨川を思い浮かべるから好き。展示の仕方に野生っぽさがあって写真映えしていた。

ツヤがたまんなかった。

続いて展示されているのが珍しいアユモドキ。

岩陰にまとまって隠れる姿がかわいかった。
恥ずかしがり屋さんたちだった。

「7年ぶりの繁殖成功!天然記念物・アユモドキ」アユモドキは国指定の天然記念物で保護されている魚で、幼魚の展示園館は珍しいらしく見られて嬉しかった。

水族展示があまりに楽しく、他は駆け足になってしまってうっすらとしか写真を撮れていないけれど、他の展示もとてもよかった。見せ方の工夫がすばらしくて、ずっと楽しかったな。

鳥、蝶の標本もかっこよくロマンを感じた。

雑誌や家電が時代の移り変わりと人々の暮らしを示す標本になっていて、いい見せ方だった。
さらに時代を上った暮らしの様子を体験できる場として、靴を脱いで畳に上がれる町家もあった。

全体を通して大満足で、ミュージアムショップにお金を落としたい気持ちに駆られたけれど時間がなかった。帰り際に、琵琶湖博物館のスタンプをノートに押して、敬意を評して石碑の写真を撮影した。

また行くぜ。大好きだ琵琶湖博物館。

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