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同級生がテレビに出た

金曜の夜にたまたま家でテレビを観ていたら、
大学の同級生が不意打ちにテレビに出てきました。本当に不意打ち。
20年ぶりに画面越しに見た同級生。
仕事を紹介する内容でした。
そっか、彼はあそこに就職していたのかあ、と思ったし、転職してあそこの会社に行き着いたのかなあとも思った。
私が仕事している病院とは違い、ビジネスカジュアルで仕事についているらしく、少し眩しく見えました。

内容といえば、卒業後に良い仕事をしてきたのが分かるような柔和な顔をしていたし、良い内容だった。歳の重ね方が良かったのでしょう。
本当に穏やかな顔だった。

思わず彼との対比で、
私は20年間どのように過ごしてきたのか、
他人からそれをどのように見られるのか、
そういうのを瞬間的にふと考えてしまいました。

東京に住んでいれば、知人友人知り合いがテレビに出ることにそこまで驚きはないし慣れています。
テレビの世界は遠くない。
それでも不意打ちに画面に現れた彼を見て何か複雑な気持ちがあったのも事実。

音沙汰名のない同級生をテレビで見るのは何か懐かしい感じを通り越して不思議な感じ。

あー、結局は彼も20年間頑張っていたんだな。
我々の世代、就職氷河期とも言える時代だったし、
その時代に金髪や茶髪で青春を謳歌していた若人も、会社の駒となり自己実現の名のもとに身を粉にして働いていたに違いない。
でも彼の仕事内容は社会貢献だった。
泥臭さは一切ありませんでした。
ああ、そういう働き方があったのか…

その彼とは在学中はそこまで交流はなかったけど、大学1年の春に一緒にカラオケいったし、彼が何を歌っていたかも覚えています。
いつもハーフパンツ履いていたし、キレイな同級生の子と並んで歩いていたのも覚えている。
日常が関わることはあまりなかったけど、キャンパス内では見かけたし、いいヤツだったと思う。
記憶力とは不思議ですね。
20年ぶりに思い出しましたよ。
名前も忘れていた彼を。

さて11月に入り年末がちらついてきました。
蔦の葉が枯れる頃、あの時私は何を考えていたのだろう。

でもね私だって頑張ってきたんだよ。
20年間、自分で自分を褒められるくらいは頑張ったし、人のために仕事もしてきた。
社会貢献もしてきた。

あの時に想像していなかった20年後の自分は、
テレビ画面越しの彼にも負けていない
自分の期待にも負けなかったんだよ

さて明日からも仕事頑張ります。
今から20年後の自分にも期待しよう。

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