「【推しの子】 12」感想・ネタバレ
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この本に出合ったきっかけ
この本との出合いはちょっと変わったものでした。
私はある日、人気ゲーム「星のカビー」のキャラクターがこの【推しの子】という本のキャラクターをコスプレしているのをTwitterで見ました。
これには驚きましたし、興味を持ちました。
みんなが話題にしている中、私は乗り遅れてはいましたが、BOOK⭐︎WALKERでセット価格が20%OFFとなってましたので、この本を手にとって読み始めました。
そして、読み進めるうちにこの物語の深さやドラマティックな展開に引き込まれていきました。
遂に最新刊に追いついた。
読んだ本のタイトル
あらすじ・内容
感想
有馬かなは、大物映画監督・島政則の事務所マンションに出入りする姿を週刊誌に撮られてしまう。
この“スキャンダル”の陰を潰すためアクアが遂に動く。
アクアは、この情報を元にバーター記事を提案し、その結果、かつて16歳のアイが出産し、アイドルとしての“嘘”を生きていたことが公になっていまいます。
その事を知ったルビーはアクアの行動に激昂し、アクアに対して強い拒絶感を示すようになります。
そんな状態で、アクアが関与する映画『15年の嘘』の企画が本格始動する。
映画の制作という新しいステージが、この物語の更なる深化を約束していることが感じられます。
アクアが中心となって、物語は映画製作の舞台裏として展開していく。その中での「製作委員会」の複雑な関係や取り決めが舞台裏の面倒さを伝えます。
アイを殺した、怪物のような存在として描かれる父親の行動が気になるが、彼の動きがない今のところは、物語に一種の緊張感をもたらしています。
一方で、今後の展開や物語の方向性が読めず、先の展開が非常に気になることが感じられます。
アクアの行動や決断、特にルビーとの関係性には目が離せません。
ルビーの精神的なバランスや、それに影響を与えるアクアの思惑。
そんな2人を中心としたストーリー展開は、続きが気になります。
作品の中で触れられる転生の設定やルビーとアクアの前世、それらが映画『15年の嘘』とどう絡んでくるのか?
さらにアイが、五反田に預けたDVDの中身は?
最後の方に出て来た代理店として映画に関わっているルビーの前世の母。
物語の核心に迫るような展開が期待されることが感じられます。
そんな重いエピソードの中に織り交ぜられるユーモアのセンスや、キャラクター同士の掛け合いは、読む者の心を軽くしてくれます。
特に、ルビーの猫との会話、五反田監督の突っ込みは、この作品の魅力の一部だと言えます。
『15年の嘘』という映画製作の中で、アクアやルビー、あかねというキャラクターたちの人間関係や過去との決別、それらがどのように絡み合うのかが焦点となっていることが感じられます。
映画製作のプロセスやその前段階の準備、そしてそれに関わる人々の人間ドラマが、この巻の大きなテーマとなっていることが感じられます。
ルビーの前世との決着やアクアの真意、そしてそれを取り巻く人々の動きが今後の予測不能な展開を期待させている。
総じて、この巻は新しい舞台となる映画製作を背景に、業界の事情、登場人物たちの過去や真意、人間関係の変化が鮮やかに描かれていることが感じられます。
続きが非常に楽しみです。次は12月か来年の1月に続きが読めるかもしれません。
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